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行ってみたら新発見!小樽・朝里川温泉旅[3日目]~自然と寄り道を楽しむサイクリング【小樽通2025秋号】

2025.09.18

デジタル漬けの毎日。心の中で、「自然の中でゆったり過ごしたいなー」と願う日々。

皆さんもそんな気持ちになっていませんか?
そんな気持ちにそっと寄り添ってくれるのが、朝里川温泉エリアです。

今回は日々の疲れを癒す、朝里川温泉エリアにスポットライトを当ててご紹介!
アクティビティ、ホテル、温泉、そしてグルメ。朝里川温泉エリアの魅力を楽しみ尽くしてきました。

今回は★マークをピックアップしてご紹介





サイクリングをするのは、いったい何年ぶりだろうか。
思い返せば、子どもの頃は毎日のように自転車であちこちへ出かけ、たくさんの思い出があります。どこまでも走って、気づけば海にたどり着いていたり、隣町まで足を延ばしたことも。自転車はまさに必需品であり、自由そのものでした。

若い頃には体力もあり、小樽の坂道も軽々と駆け上がっていました。けれど今となっては、「大丈夫だろうか、坂道はきついのでは?」と不安がよぎります。正直、サイクリングと聞いて最初は少し後ろ向きに考えてしまいました。

そんな不安を吹き飛ばしてくれるのが、アサリラウンジのレンタサイクルです。
すべての自転車が電動アシスト付きで、ペダルを踏み込むたびに背中を押してくれるような力強さがあり、まるで魔法のようにスイスイと進んでいきます。
「これなら大丈夫!」と、出発前から不安は楽しみに変わっていきました。

今回挑戦したのは、スタッフ藤井さんおすすめの、写真スポットが豊富な「朝里駅から朝里海岸へ向かうコース」です。

要チェック情報朝里ダムのコースもおすすめで、こちらも写真スポットが多く、時間のある方は一日じっくり満喫できます。

朝里の温泉街を抜け、ゆるやかな坂を下っていくと、セイコーマートやお菓子屋さんが立ち並ぶのが朝里の魅力の一つ。途中には日帰り温泉もあり、寄り道をしながら進むのもサイクリングの楽しみです。

すぐに潮風の香りがしてきます。途中には地元の人が集う小さなカフェなど、思わず立ち寄りたくなるお店もありました。
自転車だからこそ気軽に停まれて、気になる店をのぞいたり、テイクアウトして海辺で味わったりと、まさに“寄り道が楽しい旅”になります。

さらに道沿いには、写真を撮りたくなるスポットも数多くあります。緑の木々に囲まれた小道、ふとした角度から見える青い海、どこか懐かしさを感じさせる建物。歩いていたら気づかない景色も、自転車なら軽快に探しながら進めます。カメラを取り出してはシャッターを切り、また走り出す。その繰り返しがたまらなく楽しい。

自転車には「風を浴びる」という感覚があります。海風の涼しさ、遠くから聞こえてくる波音、そしてペダルを踏む楽しさ、そのすべてを全身で体感できました。
子どもの頃に感じた、あの自由な気持ちが再びよみがえってきたのです。

そして目的地の海へ。
ここでは、昔懐かしい遊びも楽しめます。小カニを探して石をめくったり、岩に付いてる貝を見つけたり。大人になってからはあまりしなくなった遊びですが、やってみると夢中になってしまい、気づけば時間を忘れていました。海を眺めながら、時間がゆっくり流れているように感じます。





アサリラウンジに帰る前にちょっと寄り道。こんな場所にケーキ屋さんがあるの?と思うような小路を進んだ先にあるのが小さなケーキ屋・トーイズ・スウィート。
店内にはケーキや焼き菓子が並びますが、運動の後に食べたくなるのはやっぱりアイスクリーム。クロワッサンが添えられたソフトクリームは食べ応えがあります!

2023年11月に開催された、第36期竜王戦第4局小樽対局に提供されるおやつメニューに選ばれたケーキもあります。

『モン・ヴェール』マロンペーストに抹茶を合わせた濃厚抹茶マロンクリーム、中にあんこの生クリーム、抹茶ムース、さらに丸ごと栗を1つタルトにのせています。

静かな山の中のケーキ屋さんで、本格スイーツを味わってみてください。

トーイズ・スウィート
小樽市朝里川温泉1-306-36
TEL:0134-54-0501
インスタグラム:https://www.instagram.com/otaru_toyssweet/



自転車は単なる移動の道具ではなく、サイクリングを通して子どもの頃を思い出させてくれるタイムマシンのような存在なのだと感じました。車では通り過ぎてしまう景色も、自転車なら立ち止まって味わえる。歩くより遠くまで行ける。まさに一石二鳥の乗り物です。これは、大人になったからこそ味わえる感覚なのかもしれませんね。

アサリラウンジのレンタサイクル体験は、自然と街、そして海までもつなぐ新しい遊び方を教えてくれます。

きっと、山・海・川が融合する街「朝里」だからこそ、上手くフィットしているように思います。小樽の懐かしさと自然を全身で味わいながら、童心に返るような時間を過ごせる特別な体験でした。きっと一度乗れば、また走りたくなる。そんな気持ちを胸に、これが新しい小樽旅の楽しみ方なのだと、驚きと発見を覚えました。

最後に、私のガッツポーズを見ていただければ伝わるかと思います。(写真右下)

ASARI LOUNGE(アサリラウンジ)
住所:小樽市朝里川温泉1丁目381
TEL:0134-26-6605(不定休)、0134-52-1185(ウインケルビレッジ)
Instagram:https://www.instagram.com/asarilounge/
予約サイト
https://activityjapan.com/search/?addressAndKeyword=ASARI%20LOUNGE





運動の後はのんびりと。アサリラウンジから車で1分のHi Bread!では、フランス料理のシェフからパン作りを学んだオーナー・松田さんが手がける、フレンチ仕込みのパンが楽しめます。
素材の持ち味を大切にするフレンチの発想を取り入れ、オリジナルレシピで仕込みから手間も時間もかけて焼き上げています。北海道産小麦を100%使用し、「世界中の人に、本当に美味しいパンを届けたい」という思いが込められているそう。

ランチセットもあります!

店舗前のテラス席

テラス席の正面には山の景色。風に揺れる木の葉の音が心を和ませてくれます。自然に囲まれながら、パンとコーヒーを手に穏やかな時間を過ごしてみてください。

Hi Bread!
朝里川温泉2丁目692-25
営業時間 土・日・祝 11:00~17:00
Insagram:https://www.instagram.com/hi.bread_/reels/





ここまで長く朝里川温泉エリアの魅力をお伝えしてきました。このエリアには鹿が湯浴みに集まってきたことから「鹿の踊り場」といわれ、古くから温泉のあることが伝えられてきました。

今回ご紹介した朝里川温泉ホテルはもちろん、日帰りでも温泉を楽しめる施設があるので入らずには帰れません。サウナ専門施設もあります。

日帰り入浴の情報はこちらから
朝里川温泉~ゆらぎの里~
公式ホームページ:https://asarigawa.jp/



小樽朝里川温泉では、冬に白銀の世界、夏は緑いっぱいの山々が広がります。忙しい日々を忘れ、ゆったりとした時間が流れます。

小樽は、小樽運河や港町だけではない。

山あいにある温泉地で、自然たっぷりの中、自分を労わる時間を過ごす贅沢な時間。旅の候補に、ぜひ「小樽朝里川温泉」お薦めです。



小樽通編集部ライター 高久模夫(たかくのりお)

小樽生まれ小樽育ちのアラフォー男子。甘いものとコーヒーをこよなく愛し、趣味はサウナと健康にいいことをとことん追求する“健康オタク”。飴屋を引き継ぐ、四代目“あめ男”、小樽観光案内人1級の資格を活かして「小樽を観光地日本一にする」ことを密かに目論む水面下活動家でもあります。ライター活動もその一環。地元民だからこそ伝えられる、小樽の奥深い魅力を発信していきます。



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