おたる コラム
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小樽の雪
あなたは北海道の雪を知っているだろうか。 それは硝子屑のようにいたくて、細くて、サラサラと乾いている。 雪道は足の下でギュンギュンもののわれる音をたてる。 そして雪は塩酸に似...2017年12月25日 -
シリーズ小樽№1「スキーと小樽」
日本一、日本初などは人の記憶にも残りやすく、それを町興しの素材に使っている地域も珍しくありません。そんな小樽の日本初、日本で唯一、日本一をシリーズでご紹介していこうと思います...2021年01月05日 -
敷かれたレールを走る。
ネガティブな印象にも見えるこの言葉ですが、選択肢があまりにも増えすぎたこの時代に、一本のレールの上を行き来する潔さのようなものに、勝手な憧れを抱いてしまいます。通信・交通技術...2020年12月24日 -
“小樽を舞台にしたノベルゲーム” リリース
NPO法人 EgaOは、小樽に暮らす人たちを応援するために、2016年4月に小樽商科大学江頭ゼミ所属の学生と小樽市民の手で設立されました。 小樽の歴史や文化の魅力を国内外に発信することで...2019年05月30日 -
小樽さわやか高校生のおもてなし
海外からのお客様は、観光客だけとは限らない。教育旅行での訪日客も年々増加中。この春、小樽にも台湾の高級中学(日本の高校に相当)からの訪問団がやってきて、4月に開校したばかりの北海...2018年06月08日 -
It’s free.
5月初旬のある日、私は小樽駅前でバスを待っていた。私の前には5名の中国人旅行者が立っている。私は彼らの様子を何気なく見ていた。観光案内所で配布しているさくらマップを手にし、バス...2018年05月25日 -
小樽市色内エリアのおすすめ昼食
小樽市のなかでも、色内(いろない)周辺が私は好きだ。雰囲気のある歴史的建造物に加えて、美味しいレストランが多く、文化的な要素もたくさんあるエリアだと思う。私の経営する「北海道・...2018年05月18日 -
小樽の優しさ
2月を迎えた。私が小樽に移住して丸2年になる。ただ好きだという気持ちだけで、親戚も知人もいない小樽の町へ、生業を畳んでやってきた。それまで旅行者として何十回も訪れていたのだが、...2018年02月14日 -
豊かな感性と感動する心を小樽から
小樽の代名詞となっている小樽運河、その撮影スポットとして有名な浅草橋から小樽駅方面に少し足を延ばすと、古い石造りの荘厳な建物が並んでいます。北海道の「海の玄関口」として発展し...2017年12月15日 -
小樽の芸術
霙が雪に変わった。 冬の足音が近づいてくる。車のタイヤは冬用に換えられ、人々は厚手の防寒着を纏うようになった。 町なかの冬仕度も万全のようである。この時期に私の心をわくわく...2017年11月29日 -
小樽の秋
山の色が毎日、変わっている。十日ほど前から所々で黄葉が始まり、少しずつ黄色の部分が広がっていた。自然は日日刻刻と変化しているのだ。 私は毎日、地獄坂を上る。真夏には容赦なく...2017年10月16日 -
観光地・小樽のもうひとつの楽しみ方
仕事柄、道内外の友人知人、あるいは読者の方から「小樽に行ったら、どこを見たらいいですか?」と聞かれることがあります。 その人が道外の観光客であれば、「運河や手宮線を見たあとは、...2017年10月07日 -
短編コラム・小樽の魅力(第2回)
そのトンネルを抜けると突然磯の香りが漂い出す。かつてはニシンで栄えた町・祝津。 赤とシロの灯台、鰊御殿、抜けるような青い空、白い帆のヨット、海獣の鳴き声も聞こえてくる。自然が造...2017年09月11日 -
短編コラム・小樽の魅力(第1回)
上野駅をモチーフにした小樽駅。合計333個のランプが迎えてくれる。 改札を抜けると港までスコーンと抜ける1本道・中央通り。まずは大きく深呼吸。小樽の空気をしっかり身体に入れる。 ...2017年07月23日 -
癒しスポット水天宮
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山麓に抱かれ、ジャガイモやユリ根の産地として有名な後志管内真狩村で産まれた私は、4歳迄真狩村で過ごし、その後は父の転勤に伴って幼少期・思春期・青年期を後...2017年07月19日