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絶対たべたい小樽のグルメ 【蕎麦】

2020.08.24

今回の絶対たべたい小樽のグルメは「蕎麦」です。てんぷら・寿司に並んで古い歴史をもつ日本料理のひとつと言われる「日本蕎麦」。古くは平安時代から農民を中心に実を粥にしたり、蕎麦掻き、蕎麦焼きを食す文化がありましたが、麺状にした「蕎麦切り(現代は略して蕎麦)」が身分を超えて広まったのは17世紀頃と言われています。

現代の日本では蕎麦を食す文化は全国に拡がり、その土地それぞれの蕎麦文化が形成されています。そのなかでも広大な土地をもつ北海道は、ソバ栽培作付面積および生産量ともに全国1位。そしてこの小樽にも蕎麦の文化が根付いています。今回は小樽の歴史的建造物を使用したお蕎麦屋さんをご紹介します。



■ 小樽・蕎麦屋・籔半

小樽・蕎麦屋・籔半」は、昭和29年創業の老舗蕎麦屋さんです。小樽祝津の3大網元白鳥家の残した石蔵と、廻船問屋金澤友次郎邸を移築した趣のある店構えが特徴のお蕎麦屋さんです。小樽駅からほど近い静屋通り沿いにある小樽市民に長く愛されているお店です。



小樽の歴史がにじみ出てくるような雰囲気。石蔵と年季の入った木材が、当時の小樽がどのような街だったかを語りかけてくるようです。



「にしん群来蕎麦」は、にしん漁が解禁される2月、3月と祝津にしん群来まつり期間中の限定メニュー。「群来(くき)とは、産卵期を迎えたにしんが大群で浅瀬に押し寄せて産卵し、海が乳白色に染まる現象のことを言います。すりおろした白いとろろ芋が「群来(くき)」を表現しており、にしん漁で栄えた港町小樽らしい一杯です。また、それぞれのお蕎麦において、自慢の北海道産ソバ粉を使用した麺を選択することができます。是非北海道産の蕎麦の美味しさを味わってください!



『小樽・蕎麦屋・籔半』

住所: 〒047-0032 北海道小樽市稲穂2-19-14

TEL: 0134-33-1212

公式WEBサイト: http://www.yabuhan.co.jp/index.html



■ 小樽北勝庵

「小樽北勝庵」は小樽市指定歴史的建造物である旧塚本商店の中にあるお蕎麦屋さんです。明治37年に起きた大火で市街が焼き尽くされたことから、その当時防火構造を取り入れた建物が増えた小樽の街。大正9年に建てられたこちらの建物も防火のために外壁はコンクリートで塗り固め、入り口や窓に防火戸を備えています。都市景観賞受賞の経歴をもつ小樽の歴史的建造物です。



「小樽北勝庵」の麺は北海道産無農薬有機栽培のソバ粉を100%使用した十割蕎麦です。麺の弾力や食感に影響する従来の十割蕎麦とは異なり、特殊な製法で製麺した「小樽北勝庵」の十割蕎麦。ツルツルとした食感に弾力とコシのある食べやすい麺に仕上がっています。出汁には北海道産昆布と本鰹を使用、かえしは有機栽培丸大豆を使用した蕎麦汁でいただきます。



そして、こちらのてんぷらも「小樽北勝庵」のこだわりのひとつです。小麦粉ではなく、米粉とトウモロコシ粉を使用し、外はカリッ、中はふっくらの仕上がりです。

また、もうひとつのこだわりである骨董の器にも注目してください。古くは江戸時代から昭和戦前までの器を使用しています。

供されるお料理を視覚と味覚の両方で楽しむというオーナーのこだわりが表現されたお蕎麦屋さんです。



『小樽北勝庵』

住所: 〒047-0031 北海道小樽市色内1-6-27

TEL: 0134-26-6464

公式WEBサイト: https://otaru-hokushoan.jp/



いかがでしたか?小樽の歴史ある建物とこだわりのお蕎麦を食べることができるお店をご紹介しました。北海道産ソバ粉から作られた麺に舌鼓を打つこと間違いなしです。小樽にはまだまだ美味しいお蕎麦屋さんがたくさんありますので次回、乞うご期待!



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