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【月刊小樽自身2022年1月号】 強面の八角形/冬の珍魚ハッカクを食す

2021.12.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。




「八角」とは!?

角ばった身体に尖った顔先、断面が八角形に見えることから「八角(ハッカク)」という名前で呼ばれるこの魚、召し上がったことはありますか?冬になると、小樽の市場やスーパーの店先にも並ぶこの魚、うまいんですよね~。

正式には、背中と尻の鰭(ヒレ)が細身の体に対して非常に大きいことから「特鰭(トクビレ)」と呼ばれるそうですが、小樽市内では「八角」の方がお馴染みですね。

表面が固くてゴツゴツしているので、さばくのはなかなか大変です。市場では、お願いすれば頭や皮の部分を取ってくれますし、あらかじめ背中と腹の部分の皮を取って売られていることも多いようです。

市場で八角をさばいてもらいました。動画の最後で、ヒレの大きさもわかりますよ!



気になるお味は?

淡白な白身で、脂のノリも良く、上品な旨味が特徴です。刺身や味噌焼きなどで楽しまれています。

ご覧ください、この美しい白身!歯ごたえもあり、口の中で拡がる旨味も最高です。お酒の肴に、ゆっくりと噛みしめて食べたくなる逸品です。

八角の刺身(¥1200)
提供店:がつやしまざき(小樽市稲穂2-14-2)



こちらは、背中から開いて、身の方に味噌を塗った軍艦焼きです。細身でゴツゴツした魚なので、どちらかというと身は少ない方の魚ですが、脂がのっていて、食べ応えは◎。満足すること間違いなしです。

八角焼き(定食¥1650)
提供店:民宿青塚食堂(小樽市祝津3-210)

残念ながら、漁獲量が少ないため、実は希少な魚とも言えます。お店のメニューに並んでいても、今日は仕入れがないという日もあり得ますので、どうぞご理解ください。



オンラインで購入もできます

小樽市内で魚屋を営む「錦屋さいとう鮮魚」が運営するオンラインショップは、その名も「小樽はっかく屋」!八角をはじめ、様々な海産物を取り扱っています。また「北海道つながるマーケット」というサイトにも商品を出されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

「小樽はっかく屋」オンラインショップ 

「北海道つながるマーケット」
八角の味噌焼きや干物を購入できます