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【月刊小樽自身2022年1月号】 旅の醍醐味/地元民と交流できる店ベスト3 

2021.12.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


「地元の人が行く店に行ってみたい」というリクエストもよく承りますが、今回ご紹介するのは、その中でも、"気が付いたら地元の人と仲良くなってた!"…みたいなシチュエーションが生まれそうなお店です。「どこから来たのー?」なんて会話が生まれたり、おすすめメニューを教えてもらったり、しっかり友達になったり。旅の醍醐味ですね!地元の人との交流率が高めなそんなお店、早速覗いてみましょう♪

小樽酒商たかの

小樽のサンモール一番街の寿司屋通り側にお店を構える「小樽酒商たかの」は、全国の日本酒を取り扱う地酒専門店です。

1階は普通の酒屋さんに見えますが、店内奥の階段から2階に上ると、角打ちスタイルでお酒を楽しむことができます。

椅子&テーブルが用意されています。奥に見える冷蔵庫には、なんと100種類程度の日本酒が!ほかにもワインや焼酎もあり。

チケットを購入しましょう。日本酒は500円、ワイン600円、焼酎500円など。

冷蔵庫から選んだ日本酒をカウンターに持っていくと、お店の方が注いでくれます

【角打ち】(かく-うち)
(四角い升の角に口を付けて飲むことから)酒屋の店頭で升酒を直接に飲むこと。転じて、店の一角を仕切って立ち飲み用にすること。また、そこで飲むこと。



魅力の秘密は、店主に有り!

社長の高野泰光さん
人を集めて密になってはいけないご時世ですが、それぞれのお客様とは密に。コミュニケーションを大事にされているそうです。



地元小樽市民は、かく語りき

さて、「たかの」によく出入りしている小樽市民Aさんに、インタビューしてみました!

(小樽市民Aさん談)
たかのですか?
ハイハイ。なんぼでも訊いてください。

初めて訪れた日は…今はハードリピーターですが、最初はさすがに敷居が高かったですよー。女1人で酒屋の2階で角打ちですもん。
あれは雪あかりボランティアの帰りでした。疲れた身体にアル点火‼︎と気合入れて、お店の急な階段を登りましたっけ。(遠い目
…したら歓迎されている感がハンパないんです。冷え切った身体に沁み込む笑顔。ここに飲みに来ただけで、言わば人生全肯定されている感じでしたね(笑)。

冷蔵庫から一升瓶を掴んで、カウンターにどんと置いて父さんにグラスに注いでもらうのがまた楽しくて。

コロナ禍を逆手にとってたくさんの酒蔵に営業をかけ、新規取引店を続々増やしています。お酒に対する愛情の深さが蔵元の心を動かすのでしょうね~。

お客様は地元の常連さんはもちろん、日本全国からいらっしゃいます。ともかく旅人へのウエルカム感がほとばしって、アツい人です。父さんは。
そこにようこそいらっさいましたと便乗する楽しさといったら!一杯のつもりがついつい長居したくなるお店です。

ここたかのはひとり旅人を放ってはおきません。
決して。

…あまりに熱いメッセージでしたので、そのまま掲載してしまいました。これを読んだら、行ってみたくなりますよね(笑)

▼小樽酒商たかの
小樽市稲穂1丁目1-6
TEL 0134-34-1100
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カフェ ダイニング レンガ W

サンモール一番街にある「小樽屋台村」には、「レンガ横丁」と「ろまん横丁」があります。今回ご紹介するのは、「レンガ横丁」の中でお店を構える「カフェ ダイニング レンガ W」です。

11軒のお店が並ぶ「レンガ横丁」。「レンガ W」はこの写真の左側手前のお店です。

屋台なので、広いとは言えない店内ですが、逆にお店の方とお客様同士の距離が近くなりますね!



魅力の秘密は、店主に有り!

屋台村の店主の方々は個性豊かな方が多く、そこがお店の魅力でもありますが、こちらのお店も名物マスターの荒澤さんのキャラがとても強い印象(笑)。

店主の荒澤さん
いつも陽気にお客様を迎えています。この日は「酔っぱらわないうちに撮っておこう」ということで、開店後の早い時間帯でお写真を撮らせていただきました(笑)

小樽地鶏専門店「鳥ま津」と店内でつながっています。地元小樽の方に「カフェ レンガ W」と言ってもピンと来ていなかったのですが、「荒澤さんのお店」と言い直したらすぐに通じて大笑いをしたことがあります。



地元小樽市民は、かく語りき

こちらのお店も、常連さんの顔が多く浮かびますが、今回は小樽市民Nさんに、「荒澤さんのお店によく行かれますよね?お店の魅力を教えてください」とお聞きしました。

(小樽市民Nさん談)
カフェ・ダイニング・レンガWは、気楽に入れる立ちのみスタイルのワインバーです。ワインは、赤、白、スパークリングが一杯500円からとリーズナブル。ビールやお酒、ウイスキーやカクテルなんかもありますよ。

地元のユニークなお客で盛り上がる時もあれば、観光の方と地元民のおもしろトークで楽しいひとときを過ごす事ができる場合もあったりと、全ては運任せなお店です。

日替わりで来るスタッフさんとのトークを楽しみながら過ごすひとときも魅力です。ダラダラ飲むもよし、レンガ横丁、ロマン横丁にある美味しいお店のどこに入るか迷った時に、とりあえず1杯飲んで考える、なんていうのもアリですね。

外にはストリートピアノがおいてあり、通りすがりの人が演奏していく音楽を楽しめる場合も。週末は、ライブで盛り上がる事もありますよ。

ロン毛のマスターもいい味出してます。私もたまに顔を見たくなるので、近くで夜の会合がある時など、ついちょこっと寄っちゃいます。オープンは夕方5時からです。

最近は、10杯飲んだら1杯無料になる、「したっけ・またね券」なるものが登場し、お客の飲んべえ心をくすぐっています(笑)あなたスタイルで気楽に楽しめるオススメのお店です。ぜひ油断して訪れてみてください(笑)

…と、こちらも色々語ってくれました。いただいたコメントをそのまま掲載しています(笑)。魅力あるお店だから、こうやって常連さんがすらすらすらーとお店を紹介してくれるのでしょうね!

▼カフェ ダイニング レンガ W
小樽市稲穂1丁目4-15
TEL 090-8706-2211
ホームページ



がつや しまざき

アーケードのある都通り商店街と静屋通りとの路地にお店を構える「がつや しまざき」名店。港町小樽にふさわしい渋さ、雰囲気を醸し出しています。昭和10年から続く先代の味が受け継がれ、今も常連さんで賑わうお店です。

路地裏の名店感が、ひしひしとにじみ出ています。

路地の角に建っているので、看板がそれぞれあります。入口側の看板はこちら!

魅力の秘密は、店主に有り!

幸恵(ゆきえ)さんとの会話を楽しみに通う方も多いそうです!次々にオーダーされる刺身や焼き物を手際よく出してくれる姿にも惚れ惚れしてしまいます♥



地元小樽市民は、かく語りき

こちらのお店でいつも見かける小樽市民Sさんにインタビューしました。幸恵さんが忙しそうな時には、「そこ座って」「なに飲む?」「メニューはここにかかってるから」とSさんが代わりに仕切っている(笑)のを見たことがありますが、常連さんがそんな風にお客様に声をかけてくれるのもこのお店の魅力。

(小樽市民Sさん談)
どうして「がつやしまざき」に通っちゃうかって、それはうーん、幸恵さんとしゃべりに行くんだよ。あとカウンターがコの字になっているから、いろんな人と知り合えるのもいい。地元の人も、観光のお客さんも。

あとね、自分のお客さんを連れていくと、みんな大喜びなんだよ。だからいつも「がつやしまざき」に行っちゃう。 俺はね、ここのマグロが好き。うまい。あとね、紅ズワイガニとチャップをご馳走すると、ほんとに皆、すごく喜ぶんだよ。

季節限定の生しゃこも喜ばれるね。あとホワイトアスパラ!缶詰でしか食べたことがない人が多いと思うけど、ここではオリーブオイルでホイル焼きで出してくれる。うまいんだよ。

ロースチャップ
ぶ厚さ約400gの後志産豚肉を炭火でふんわり焼き上げ秘伝のタレで。病みつきになります。

季節限定の生しゃこ!
今季の提供はもう終わりましたので、次のチャンスは春しゃこだそうです。

おすすめされたメニュー、食べてみたくなりますよね!席数が限られていて、いつも賑わっている人気店です。行かれるときは事前に予約をされた方がおすすめ。「〇〇さんに紹介してもらった」という友達の輪も大歓迎です。

▼がつや しまざき
小樽市稲穂2丁目14-2
TEL 0134-25-6685
ホームページ



いかがでしたか?"気が付いたら地元の人と仲良くなってた!"…みたいなシチュエーションが生まれそうなお店、編集部が選んだベスト3です。機会があれば、是非お出かけなさってください!