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※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
小樽観光の玄関口である小樽駅。その歴史は古く、6月には建設されてから120周年を迎えます!
小樽観光は小樽駅から始まっている!ということで、今回は現駅長である伊藤駅長から、自身が思う「小樽駅の素敵なところ」を教えてもらいました。
伊藤駅長はJR北海道になってから14代目の小樽駅長。小樽駅長としては初の女性駅長です!
小樽駅は移動のための施設に限らず、小樽の魅力を感じることができるとっても素敵な場所です!
小樽駅について、過去の配信でもご紹介しています。
■小樽駅の謎…いくつ知ってる?(月刊小樽自身2021年9月号)
■クローズアップ 小樽駅のすべてを徹底解説!(月刊小樽自身2022年3月号)
駅長が思う小樽駅の魅力その①
街から見る小樽駅の姿
(伊藤駅長より)海手から小樽駅を見ると、小樽駅は坂の上に位置していますよね。市中での用事を終えて小樽駅に帰る時、駅を見上げながら駅に戻るので、小樽駅が際立って見えてかっこいいな、と感じます。
駅に向かって歩くと、堂々とした姿の駅に吸い込まれていく、そんな気分にさせてくれます。
駅長が思う小樽駅の魅力その②
小樽駅からの海の景色
小樽駅正面には、駅と海を繋ぐ中央通りがまっすぐに伸びています。
(伊藤駅長より)海手から小樽駅を見上げる姿も好きですが、反対に小樽駅から海を見る景色も素敵です。
駅にいらっしゃるお客様に、勧めることもあります。
駅長が思う小樽駅の魅力その③
歴史を感じるホームのレール
小樽駅のホームにある屋根を支える柱が、レールを再活用したものという話は有名です。
(伊藤駅長より)ホームの柱のレールの中には輸入した古レールもあり、レールに施されたレールを作るアメリカやイギリスの会社の名前や、年号の刻印を見ることができます。
「1902年」の年号の刻印もあり、急に歴史を感じる物に気づくことができる発見があります。
駅長が思う小樽駅の魅力その④
色が違うホームの柱
(伊藤駅長より)石原裕次郎さんの写真パネルが設置されている裕次郎ホームの部分だけ、柱の色が違うのはお気づきでしたか?
今は茶色の柱も、もともとは白く塗られていました。石原裕次郎さんのパネルに写っている背景の柱が白いので、そこだけ写真と同じになるように残したようです。
こうしたさりげないエピソードが残っているところに、その時々の縁を大切に想う小樽気質を感じますよね。
駅長が思う小樽駅の魅力その⑤
旧駅長室
(伊藤駅長より)旧駅長室もすごく素敵です。120周年のイベントでは、普段公開していない旧駅長室を公開しますのでぜひお越しください。
駅長室の中には、姉妹駅である東京の上野駅から贈られたパンダのぬいぐるみが飾られています。かなり大きく、ガラスケースに保管されています。首はしょぼくれて下を向き、手に持っている笹は色あせてしまいましたが、長い年月を重ねて今ではすっかり小樽駅の一員になった、そのように私の目には映ります。
小樽駅と東京の上野駅は、1989年に姉妹駅となりました。これは両駅が歴史とともに歩んできた土地にあり駅舎の建築様式が似ていること、前年に青函トンネルが開通して北海道と本州が線路で結ばれたことなどにちなんでいます。
イベントの際には公開された駅長室でパンダのぬいぐるみも見てみたいですね。
駅長が思う小樽駅の魅力その⑥
小さいのに堂々とした造り
(伊藤駅長より)改札ホールも、天井が高くて素敵だと思います。昔は、シャンデリアが吊られていたようですよ。
昔の写真と今の駅舎を見比べると、建物の姿が変わらないんです。でも、写真に写る人々の姿から時代を感じさせられます。確実に時代が変わっているのに、姿は全然変わっていないです。
(伊藤駅長より)小樽駅は大きい駅ではありません。身の丈に合った小さい姿なのに堂々としている、子ども用のピアノなのにとてもしっかり作られているようなところに、可愛らしさと、北海道の発展を牽引してきた特別な地、小樽へのリスペクトを感じます。
小樽駅の魅力は数多くあれど、やはり近くで働いている方から見る小樽駅の魅力は、新鮮でもっと小樽駅を好きになってしまいます!
小樽駅からお越しになる際は、駅を出る前に小樽駅そのものも楽しんでみてください!
また、6月末に小樽駅では120周年の記念イベントも開催!
イベントについては【愛され続けて120年!小樽駅をもっと好きになる開業記念イベント】よりご覧ください。