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さて、ここで質問です。みなさんが小樽といって思い浮かべるものは何でしょうか。今、頭に「ガラス」の三文字が浮かんだそこのあなた!正解です!
ではそのガラスはどのように作られるのでしょう。今回は吹きガラス制作体験を通じてそんな疑問に迫っていきます。自分だけのオリジナルガラス作品を求めて、私たちもドキドキの初チャレンジです♪
ザ・グラス・スタジオ イン オタル について
今回吹きガラス制作体験をさせていただくのはザ・グラス・スタジオ・イン オタルさん。小樽天狗山ロープウェイから程近くに工房を構え、北国のひんやり透きとおる空、冷たく深い海のイメージを中心に一つ一つ手造りにこだわって創作されています。
どんなデザインにしようかな?
まずはサンプルを見ながら今回制作するガラス作品のアイテム・色・デザインをシートに記入していきます。
アイテムはグラス・うつわ・華挿し、色パターンは単色・2色混合・多色混合と各3つから選択出来、そこからお気に入りの形、色味をチョイスしていきます。最後にバブル・ヒビ模様・線模様・なしからデザインを選びましょう。
しっかりと説明を受けよう!
シートの記入が終わったら早速工房へ入っていきます。取材日の気温は17℃と肌寒かったものの、工房内はぽかぽか♪それもそのはず、ガラスの溶けている窯(溶融炉)の温度は1250℃もあるのだとか!
最初に職人さんから説明を受けましょう。吹きガラス体験といえばこのストロー状の長い竿!そっと手に持ち、回しながら息を吹き込んでいきます。なかなか難しそうですが、回す工程は職人さんが徹底サポート!吹くことに集中出来るので、小さなお子さんでも気軽にチャレンジ出来ます♪制作にかかる時間は10~20分程です。
吹きガラス体験スタート♪
吹き竿に巻き取った真っ赤なガラスの先端に、色ガラスを付着させ1000℃の窯の中で柔らかく溶かしていきます。
さあ、早速1回目の息を吹き込んでいきましょう!吹き竿の先端をパクっと咥えますが、焦りは禁物。吹くときのコツは風船を膨らませるように、ゆっくりと長めにふーっと息を入れること。
そしてここで職人技!熟練職人の二人三脚によって、異なる2つのガラスを重ねることで空気を入れ、バブル模様が作られていきます。その間約3秒!軽快かつ鮮やかな作業工程に目を奪われます。
硬さ調整を行った後、2回目の吹き込みを行います!
ある程度膨らんだら、うつわの口となる部分をハシで挟み細くしていきます。
底面を木こてに押し付けて広くし、3回目の吹き込みの後、形を整えます。
ハシで細くした部分に水を付けてヒビを入れ、吹き竿から外すと同時に底面へポンテ竿を付け替えます。
ここから最終工程!改めてレクチャーを受け、軍手を嵌めたら椅子へ移動。右手に木こてを持ち、ガラスの上部に沿えます。ガラスの回転に合わせて腕を前後に動かし、口を広げていきます。力加減が難しいですが、角度は職人さんが手で支えてサポートしてくれるので安心♪
整形出来たら竿から切り離し完成!
この時点ではまだ500℃の熱を帯びている為、徐冷炉に入れて徐々に熱を冷ましていきます。翌朝には100℃程まで下がり、完成品のお渡しはその後となります。
ガラス制作はスピードが命!制作中でも500℃を下回ってしまうと割れてしまう為、窯から出したあとは手早く冷まさずに作業を行う必要があります。
自分で作品に命を吹き込むことももちろん楽しいですが、職人さんの手捌きを間近で見られる機会はとても貴重。
是非みなさんも小樽観光の際には吹きガラス体験に挑戦してみてください!
ザ・グラス・スタジオ・イン オタル
【住所】小樽市最上2丁目16-16 GoogleMap
【電話】0134-33-9390
【営業時間】
(4月~10月)10:00~18:00
(11月~3月)10:00~17:00
【定休日】火曜日
【吹きガラス体験】
受付時間:①10:00~11:30 ②12:20~13:30 ③15:00~16:30
▶体験注意事項・予約などの詳細はこちらをご確認ください
【HP】https://glassstudio-otaru.com/