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【月刊小樽自身2022年10月号】魚卵シリーズ|赤いダイヤ|過去最高の仕上がり!小樽のイクラはなまら美味い!

2022.09.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


魚卵の王様!イクラです。
9月になると秋サケ漁が解禁され、旬の生筋子が店頭に並びます。冷凍の味付けイクラではない、出来立てイクラを味わってみませんか。
イクラ丼、イクラ手巻き寿司、酒の肴にと食べ方も色々。イクラのしょうゆ漬けは、意外と簡単に家庭でも作ることができます。

サケってサケ?

イクラはサケの魚卵です。サケといっても色々な種類のサケがいますが、小樽で水揚げされるサケは通称「シロサケ」と言われ、正式名称「サケ」です。サケ・オブ・ザ・サケなのです。

サケの仲間で親しみのあるものは、焼きサケが美味しい「紅サケ」、回転すしの定番の「トラウトサーモン」などがいます。
サケは河川で生まれ、海に降って、やがてオホーツク海、ベーリング海、北太平洋へ。大きく育ち、4年後に栄養をたっぷりたくわえ、産卵のために生まれた川に戻ってきます。
海の滋味あふれる魚卵がイクラなのです。

サケ(通称シロサケ)



意外と簡単!イクラ作ってみた

前浜でもサケの水揚げがはじまるこの季節、小樽の鮮魚店やスーパーではサケの切り身と並んで生筋子(なますじこ)が、普通に売られています。
そりゃ、とれたてのサケから取り出した生筋子で作るイクラは鮮度抜群で、美味しいに決まっていますよねー。

生筋子はサケのお腹から出したまんまの状態で卵膜に包まれていています。これをバラバラにしてからしょうゆベースの調味液に漬けこみ、味付けイクラが完成します。
なんと!お店によっては、このバラバラにする「イクラ専用金網」を生筋子の横で販売していますし、専用の調味液も販売されています。
イクラ好きには必需品です。

ドドーンと生筋子

「いくらパラパラ」と保存用のガラス瓶が売られています

バラバラにする様子はこちらから

パラパラになったイクラをぬるい塩水で汚れを流してから調味液に

20~30分で味がはいりますから、ザルに移して一晩冷蔵庫で馴染ませます

不思議と、網にこするようにしても魚卵はなかなかつぶれていません。面白い。
バラバラになったイクラは、調味液に漬けてからザルにあげて、余分な調味液を落としてから、一晩冷蔵庫で馴染ませます。
冷蔵庫に入れるまでの所要時間はあっという間の30分くらい。

調味液については、各作り手の皆さんそれぞれにこだわりがあり、しょうゆも濃口・薄口、出汁しょうゆ、日本酒、みりんなどを、自分好みで使い分けています。
鮮魚店や寿司店でも漬け込んで販売している店舗がありますので、好みのイクラに巡り合えたら、お土産に買って帰るのもおすすめです。



イクラの美味しい食べ方色々

・イクラ丼(王道)
・手巻き寿司(海苔との相性がサイコー!)
・サケフレークとイクラの親子丼(イクラがもったいない人用)
・小鉢に盛ってそのまま(日本酒のアテに)
・サケホイル焼きにトッピング(ちょっと贅沢に)

旬のイクラをちょっと贅沢に、熱々のどんぶり飯にいっぱいかけて食べるのが一番かな。
自分好みのイクラを小樽で楽しんでみましょう!