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※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
一つ前の記事でご紹介した小樽地鶏。見ていてなんだか鶏料理を食べたくなってきませんか?
まだまだ鶏が欲しいあなたに小樽市内の焼鳥屋さんをご紹介!
たれが決め手だったり、こだわりがあったり…。
小樽観光の際の晩ごはんにもピッタリです!
今回はそれぞれの焼鳥店を愛する小樽市民が取材に行ってきました!個性あふれる食レポをお楽しみに♪
アルプス焼肉店
取材に行ったのは…小樽市民Tです!
昭和32(1957)年創業のこちらのお店。暖簾に「焼肉」とうたっていますが、焼鳥屋さんなんです。現在は2代目がお店を切り盛りしています。
お店があるのは「錦町」という小樽市内中心部から若干離れた場所。
落ち着いた雰囲気が魅力の、北運河エリアからも近いです。
この地域では有名店で、住民からとても愛されているのではないでしょうか。実際来店しているのも、常連さんが多い印象。
焼鳥は塩かタレで注文できます。
タレは甘さの中にコクがあり、やみつきになる秘伝のタレ。創業当時から継ぎ足して作っており、とろみがあるのが特徴です。
さらに、こちらの焼鳥の特徴はボリューム満点な大きなサイズのお肉!
メニューは精肉、タン、腸ガツ、とり皮、レバーなどの定番焼鳥が揃っています。基本、一皿3本。
ビールがどんどんすすんじゃいます。
アルプス焼肉店
小樽市錦町18-10 GoogleMap
TEL: 0134-32-4047
営業時間:17:30~22:00
定休日:月・火曜日
焼き鳥 かねこ
取材に行ったのは…小樽市民Aです!
創業は昭和2年。3代目のご主人が、1代目のタレをつけ足しながら味を引き継いでいます。
こちらのお店でほとんどのお客様が注文するのが「がつ(ホルモン)」。柔らかいがつに程よくとろみがあるタレがよく絡みます。
タレは味噌風でこってりしているのかと思いきや、優しい味の中に旨みとコクが詰まっています。
お子様も食べられるように、ニンニクやスパイスは使用していません。お好みで胡椒や一味をかけて食べるのもおすすめ。
そして最後のしめは残ったタレをご飯にかけてかきこみます。タレにお肉の旨みと炭火の味と香りが移っていてご飯にマッチ!
現在はコロナ感染者が増えている影響で持ち帰りのみ。17:00~の営業で、お肉が無くなり次第終了しますので、注文は午前中や前日に電話でするとスムーズ。
焼き鳥 かねこ
小樽市花園2-5-9 GoogleMap
TEL: 0134-32-5562
営業時間:17:00~お肉が無くなるまで
定休日:月・火曜日(定休日以外にも休みとなる場合があります)
伊志井
取材に行ったのは…小樽市内の会社員Yです!
こちらのお店は「いしい」と読みます。昭和51年11月25日に先ほどご紹介した焼鳥かねこ支店として独立し、昭和60年8月11日に現在地で店名を焼鳥「伊志井」として営業しました。現在は先代の次男の健也さんが店長を務め、先代の女将と店長の奥様がサポートするアットホームな焼鳥店です。 この店の先代は、小樽最古の焼鳥店「かねこ」で修行された方で、かねこさんの親戚筋に当たる方です。
店長に一番のおすすめを聞いたところ、「腸ガツ」のタレ味。このタレは、かねこさんで昭和2年から使われていたものを引き継ぎ、つぎ足しながら今も使い続けているという歴史ある「秘伝のタレ」です。早速いただくと、プルプルとした食感と秘伝のタレがマッチし、絶妙の味です。これは何本でもいけそう。
「腸ガツ」への気持ちを抑え、他のおすすめを注文。鳥カワ、ツクネをタレで、鳥肉を塩でいただきました。うーん!おいしい。
おすすめの「チャップ(豚肉)」が品切れで残念と思いきや、お隣の常連さんが注文した「チャップ」のタレ味をなんと、譲ってくれました。(常連さんありがとうございます。)おおぶりで、とってもおいしい!
焼鳥と一緒に注文した飲み物が、レモンサワー。なんと樽出しなんです。こんなに冷え冷えでおいしいレモンサワーは初めてです。これは絶対おすすめです。
おにぎりもジャンボサイズでお腹が満たされます。
リーズナブルな料金もうれしい限り。奥にはテーブル席もありますが、店内はいつもお客さんでいっぱいなので、予約がおすすめです。
焼鳥 伊志井
小樽市花園1-7-16 GoogleMap
TEL: 0134-32-4200
営業時間:17:00~22:00
定休日:日曜日
駐車場:なし
寺さん
取材に行ったのは…小樽市内の花屋のおっさん記者Yです!
小樽にはいい焼鳥屋さんが多い。その中で、西の横綱がかねこ、伊志井なら東の横綱は「寺さん」だろう。
記者が子供の頃(50年くらい前)からやっていて、家が近かったせいで、午後になると風向きでここの煙が家まで流れてきて、それだけで飯が食えそうだった(嘘)。
なんてったって昼2時には開店する夢のような「酒呑みパラダイス」なのである!
「昼2時になんて誰が飲めるか!」とツッコミを入れたくもなるが、覗いてみると結構賑わっているのである。しかも4時〜5時くらいになると混み出して、カウンターがびっしり埋まる。
ほぼ地元の常連客。ほとんど取材を受けてこなかったそうで、小樽の隠れた名店だと思う。
串は鶏、豚肉、牛肉、その他の串と種類が豊富でどれも新鮮。人気は豚の精肉、腸がつ、鶏のかしわ、、、など。価格は3本で250円〜とお手頃。焼き方は塩とタレから選べて、珍しいところでは生ラム、牛タンという串もある。
そして寺さんが酒呑みパラダイスたる真骨頂が串焼き以外の渋いサブメニューが、酒飲みの心をくすぐるのである。
馬刺し、あげ納豆、カスベのヌタ、ポテトサラダ、汁が2種類ある湯豆腐、焼きナス、、、
そして、黒板にはその日の日替わりつまみメニューが!
そして寺さんに行くと私がいつも楽しみにしているのが「人間ウォッチング」である。オープンキッチンの厨房の中ではマイペースな串を仕込むおじさん、サブメニューをこなしながらフロアもと役割分担でテキパキ働き者のお姉さんたちの小気味良さ。
カウンターの常連の年配のお客さまのちょこっと(串を)つまんで(酒を)引っ掛けて、ささっと帰る粋な感じとかがたまらない。
2ヶ月に一回の年金受給日なんかは早い時間から高齢者で結構混む。地元の高齢者は安くて旨くて間違いない店を経験的に知っているのである。
この地元民の素敵な秘密のお店にはあまり大人数で押しかけないで欲しい。
1人か2人で訪れ、地元常連客に混じって、小樽エトランジェ気分をじんわり味わってほしい。
私にとって寺さんはそんなお店である。
寺さん
小樽市花園3-2-8 GoogleMap
TEL: 0134-27-1158
営業時間:14:00~22:00
定休日:月曜
串焼大将 花園店
取材に行ったのは…小樽市内の花屋のおっさん記者Yです!
花園店のオープンが7年ほど前というから、歴史ある店が多い小樽の焼鳥店の中では、まだまだ新参者のほうだ。
なのに、小さな店内ながら、ふらっと覗くと、若めのアットホームな客を中心にいつもワイワイと賑わっている。
ピークにはもっくもくの煙で燻される感じなのに女性客も多い。
それは串焼きの美味しさもさることながら、多分マスターの柔らかい人柄にもよるようだ。
小樽の郊外、塩谷の魚屋のせがれが色々訳あってニュージーランドで焼き鳥屋の店長を任された。その店が現地人で大繁盛した。
15年くらい前に帰郷して塩谷の実家の前で小さく始めたのが串焼大将のスタート…。
そして7年前に花園の名物通り「浮世通り」に進出した。
マスターは言う。最初は真っ白だったお店のカラーも「徐々に常連さんが増えてきて、お客さんに店の色をつけてもらった(感謝)」と。
串は食べ応えのある大きめの国産肉がだいたい2本で260円くらい。お独り飲みも楽しい価格設定。
人気ナンバーワンの豚精肉(2本・320円)の大きさにはびっくりする。卵の黄身を絡めて食べる月見つくね、トマトベーコン、とりももチーズなんていう名前だけで旨そうな新しめの串も。
タレは甘辛い醤油ベースの濃厚で深い味わいのもの。酒が進む。
そして特筆すべきは、塩谷の魚屋の実家直送の刺身盛り合わせ「大将盛り」(1,000円)だ。ネタは日によって新鮮で旨いものがお任せで変わるが、さすが魚屋!価格を超えた満足感を味わえる。
いつでもある訳じゃ無いが、実家が魚屋ならではの「紅ずわいカニバケツ」(1,980円)という北海道ならではのメニューも大注目だ。
串焼屋なのに蒸しカニでビール! 今度はこれ目当てに訪ねる予定である。
串焼大将 花園店
小樽市花園3-10-14 GoogleMap
TEL: 0134-23-4411
営業時間:17:00~23:00
定休日:無休