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市立小樽美術館…能面作家・外沢照章 講演会「能と能面 面の種類と特徴」に行ってきました(3/20)

2022.03.24

2022年3月20日(日)市立小樽美術館1階研修室にて開催された

能面作家・外沢照章 (そとざわ てるあき)氏の講演会

「能と能面 面の種類と特徴」に行ってきました。

市立小樽美術館で2022年5月14日(土)から開催される

市立小樽美術館特別展「小樽の能楽 旧岡崎家能舞台と能面・装束の世界」

のプレイベントとして講演会が行われました。

●「能と能面 面の種類と特徴」

・日時:2022年3月20日(日) 13:30 ~ 15:30

・講師:能面作家・外沢照章氏

・会場:市立小樽美術館1階研修室

・聴講無料

◎ 外沢照章 (そとざわ てるあき)氏

小樽市在住。東京都出身。働きながら42歳から面を打ち始める。

現在までに打った能面は100点に及ぶ。

平成15年に小樽市に移住し、旧岡崎家能舞台とともにある公会堂で、

年1回の個展を継続し、多種類の鬼神面や怨霊面、

年齢とともに微妙な変化を表す女面を制作している。

講演会では「私はプロではありません。アマチュアです。」

とおっしゃっておられました。

・プロフィルはコチラ

・ブログ「外沢照章・能面ギャラリー日記」はコチラ

◎ 第1部『猿楽の発達と仮面』

芸能や仮面の歴史などの解説です。

休憩(15分)

ミーティングルームに外沢照章氏の作品が展示されました。

廊下では能のビデオが上映されていました。

◎ 第2章『能面』

能面の役割、制作道具や手順、面の管理などの解説です。

能面のあて方、どのように見えてるのか、声の出し方など

女面について

女面はテル・クモルを表現することができる。

テル・面を上にあげると微笑みの表情に、

クモル・面を俯むくと哀しみの表情になる。

中間の表情はテル・クモルの中間。

(無表情の人を“能面のようだ”という事がある)

能面における女性の嫉妬の深さ

制作道具や手順

頭に毛書をする過程が一番神経をつかうそうです。

失敗しても消しゴムでけすようなことは出来ません。

嫉妬で狂乱する乱れ髪増した「増髪(ますかみ)」の毛書は

ゆるーくまげ、一本の線で表現します。

「髪の乱れは心の乱れです。」

面の管理

外沢照章氏に能面について色々解説していただきました。

「本日はありがとうございました。」

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市立小樽美術館で2022年5月14日(土)から

市立小樽美術館特別展「小樽の能楽 旧岡崎家能舞台と能面・装束の世界」

が開催されます。

詳しい内容は開催が近づいたら再度ご紹介させていただきます。

講演会の最後に

旧岡崎家能舞台を生かす会 会長 遠藤友紀雄様よりご挨拶がありました。

 市立小樽美術館 

小樽市色内1丁目9番5号 (日本銀行旧小樽支店金融資料館向かい)

電話:0134-34-0035

開館時間:9:30 ~17:00(入館16:30まで)

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