project

【月刊小樽自身2023年3月号】あっつあつ!あの名店も!小樽のおでん―身も心もあったまるぅ~

2023.02.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


春が近いとはいえ、北海道は気温氷点下の日も続きます。
寒~いこんな時期だからこそ食べたくなるのは、冬の定番"おでん"ですよね♪
ふわふわなはんぺん、 ダシがよく染みた大根にぷるっぷるな牛すじ…
食べるのを想像するだけで身体が温まってきます!

ということで今回は小樽のおでん店特集!
予約が取れないあのお店、大晦日の特番で紹介されたあのお店などなど。今回も好評の小樽市民レポシリーズでご紹介いたします♪



酒処 ふじりん

取材に行ったのは… 小樽市民のAさんです!

寒さが身に染みる夜に、小樽市民Tさんご夫婦と私の3人で目指したのはこちらのふじりん。

スタッフさんは女性のみ!店内は和やかな雰囲気♪

カウンター席の他に、
テーブル席も2つあります

入店するとすでに席が埋まっており、人気ぶりがうかがえます。
今回は、おでん鍋の近くのカウンター席を用意してくれていました。

珍しいおでんとして、「牡蠣」と「たち」があると女将さんが教えてくれました。大好きな私は注文せずにはいられません。
その他に、気になった岩のり、定番の大根、しらたき、野菜きんちゃく、豆腐を注文。

牡蠣

たち

おでんの出汁に岩のりが
入っていていい香り♪

牡蠣、タチ、岩のりはおでんの出汁と海鮮のエキスが相まってたまらぬ美味しさ! 定番のおでんはお店の上品な美味しさの出汁をダイレクトに味わえます。Tさんの奥様はこのお店の出汁がお気に入り。

こちらのお店は、全国各地の日本酒が揃っているのも魅力の一つ。
Tさんは、日本酒との組み合わせを楽しみます。 ここへは、女将さんの人柄の良さと、柔らかい話し方に惹かれてふらっと立ち寄ることが多かったのだとか。

毛ガニが豪快にのったお刺身盛り合わせ

ふわふわな卵の中には、
ウニやアワビなどの豪華食材がごろごろ

お店は創業約80年で、4代に渡って引き継がれてきました。1代目と4代目はご親戚なのだとか。それが発覚したのは偶然で、4代目がお母様に札幌のすすきので親戚がちゃんこ鍋のお店をしていると聞いて訪れたところ、 「私がふじりんをやっていたんだよ」と言われてとても驚いたそうです。
Tさんはこのふじりんでお酒の飲み方を教わったそうです。おでん屋さんが社交場になることはすごいことだと語っていました。

人気店のため、ご予約はお忘れなく!

酒処 ふじりん
小樽市稲穂2-11-2 Google Map
TEL:050-8881-0525
営業時間:17:00~22:00(変更あり)
定休日:火・水(変更あり)
ホームページ



はつ花

取材に行ったのは… 小樽市民のMさんです!

華の金曜日。
花屋のYさんと、花園にある老舗のおでん屋"はつ花"に行ってきました。(Yさんは通い始めて数十年。私は初入店)
花銀通りを横に入った路地にあり、そっと灯されている看板と、木の引き戸の外観がたまりません。

慣れた様子でカウンターに座るYさんの隣りに、どきどきしながら座る私。目の前にはおでん鍋。
店内も昔ながらのどこかほっとするようなレトロな雰囲気で、カウンター席と小上がりのアットホームなお店。

とても良い雰囲気なので、思わず店内を眺めていましたが、お腹が空いていますし早速注文。
色々と食べたかったので、おでんを一通りいただくことに。(14種類。頼みすぎ?)
大きめなお皿に順番に盛り付けられていく様子を、目の前で眺める。
このおでん屋特有のゆったりとした時間が良いですね。

想像通りどれも出汁がよく染みていて美味しい。
大根もがんももじゅわっと汁が溢れてきますし、きんちゃくは中にたくさんの具が詰められていて贅沢。

私は出汁が大好きなので多めに注いでもらいました。
擦りたてのカラシを溶かしていただくおでんの出汁ってなんでこんなに美味しいんでしょうね。(おかわり含めて全て飲み干しました)

お酒は最初は生ビールでぐびっといただき、最後に熱燗を一つ。おでんの相性とも抜群で、寒い夜に芯から温まります。

↑熱燗を温めるのは、おでん鍋の端に備え付けられたこの場所

Yさん曰く、おでんももちろん美味しいがここの”とりめん”は特におすすめとのこと。麺好きの私としては食べないわけにはいきません。

とりめんは、マスターの祖母が昔、斜里町のおそば屋で受け継いだものを提供しているこだわりメニュー。味がしっかりしつつもさらっとしている"かえし"に細麺。〆にぴったりで美味しくいただきました。

おでんを楽しむのも良いですが、せっかくなのでカウンター席に座りマスターとお話するのもおすすめです。小樽の面白く深い話を聞けます。

昨年の年末にグルメドラマの金字塔「孤独のグルメ」で紹介されたこのお店。
聞くと1月は孤独のグルメ効果で大忙しで、2月に入りやっと落ち着いてきたとのこと。
カウンター席にいたお客さんとお話。やはり孤独のグルメを見て楽しみにはつ花に来たとのこと。お客さんとも話が盛り上がりました。

あっという間の2時間。居心地が良くて予定より長くいてしまいました。
また来ます!

はつ花  
小樽市花園1-1-8 Google Map
TEL:0134-23-7823
営業時間:17:00~24:00
定休日:水曜、木曜



らく天

取材に行ったのは…小樽市内の会社員Yさんです!

寒い時期になると温かいものが食べたくなります。そんな時にぴったりなのがおでんです。
2月のある日の18時すぎ、JR小樽駅から徒歩5分ほどの小樽都通商店街から少し小路にはいったところにある居酒屋「らく天」に同僚と行ってきました。

平成4年に先代が隣に店舗を構えて、その後現在地に移転したそう。
店内はお洒落な雰囲気で、席はテーブル席、カウンター席で20席ほどあります。

今回はカウンター席へ着席。タブレットを操作してビールを注文します。
ビールと一緒に出されたお通しにまず感動。
冷奴、ポテトサラダ、鮭の白子の3種盛りですが、見た目がおしゃれで味が絶品です。

お通しの3種盛り

おでんにはビール!

メニューを見ると刺身、焼き鳥といった居酒屋定番メニューのほか、その時々の仕入れに合わせた創作料理も多数ありますが、本日の目的は寒い時期に食べたくなる温かいおでん。

おでんは先代から引き継がれており、同僚もイチオシのメニューです。さっそくママさんにおすすめを聞いたところ、舞茸の天ぷらのおでん出汁かけとタラの白子おでんとのこと。
これっておでんの種になるの?と少しびっくり。これに定番のおでん5品盛り合わせを注文します。

(左)タラの白子おでん
(右)舞茸の天ぷらのおでん出汁かけ

初めてのおでん種に期待に胸を膨らませているとおでんが到着。
タラの白子おでんは、口に入れるとぷるんぷるんして弾力があります。
舞茸の天ぷらのおでん出汁かけは、舞茸天ぷらの衣のサクサク感がたまりません。どちらもとってもおいしい!

おでん5品盛り合わせは、ロールキャベツ、タケノコ、大根、里芋、きんちゃくです。
二人でお邪魔したからなのかちゃんとカットしてくれています。大きめの種なのでカットしても十分食べ応えがあります。

おでんはどれも関西風の出汁で煮込まれており、これが上品で自然な味わいでおいしいんです。
関西風のおでん出汁は飲み干してもスムーズで素晴らしく上品です。お腹も満たされ、幸せな気持ち。

おでんの種類は他にもたくさんあるので次回の訪問が楽しみになりました。
らく天は、地元民にも観光客にも愛される家族経営のアットホームなお店です。
人気店のため日によっては満席の場合もありますので、予約がおすすめです。

らく天
小樽市稲穂2丁目13―7  Google Map
TEL:0134-22-6336
営業時間:18:00~23:30(金曜・土曜は24:00まで)
※ラストオーダーは、ドリンクは閉店の30分前、料理は閉店の1時間前
定休日:月曜