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【月刊小樽自身2022年9月号】 大人の工場見学🍺小樽ビール銭函醸造所で地ビールの秘密を探ってみた♪

2022.08.25

小樽ビールの銭函醸造所をご存じでしょうか?
実は、日本全国に展開しているハンバーグレストラン「びっくりドンキー」のビールは、この小樽ビール銭函醸造所で作られています。(びっくりドンキーも小樽ビールも㈱アレフが運営)

クラシックでフレッシュ「誰にも似ていない」小樽ビールの美味しさはどこにあるのか?
小樽ビール銭函醸造所で見学プランが用意されているので、美味しさの秘密を探りに行ってきます!(ついでに小樽ビールもたくさん飲みたい♪)



小樽ビール銭函醸造所の見学内容とアクセスについて

今回、編集部が取材したのは、こちらのプラン!醸造所見学が40分程度、小樽ビールの試飲が50分程度で、全体として90分のコースです。

見学だけでなく、試飲もできるとのことで、「ビール20杯まで無料です!」と事前にご連絡がありました。
20杯っ…!これは体調を万全な状態にしていく必要がありそうです。

見学は1週間前までに要予約です。ご注意ください。
※取材時は、コロナ禍のため、上記プランのみでした。状況に応じて、見学のコースも変更となる可能性がありますので、見学をお考えの方は、事前にご確認すください。
小樽ビール銭函醸造所の見学についてはこちらをご確認ください。
公式ホームページ「銭函醸造所 見学」

●アクセス
小樽ビール銭函醸造所
〒047-0261 小樽市銭函3丁目263-19
Tel: 0134-61-2280
・JR函館本線「銭函駅」からタクシーで5分程度となっております。
※小樽ビールの試飲をされる方は、JR→タクシーの利用がおすすめです。

いざ!小樽ビールの美味しさの秘密を探りに銭函醸造所へ!

見学と試飲に期待を膨らませながら、早速小樽ビール銭函醸造所へ!

中に入ってみると、至る所でビール樽がお出迎え!

歴史を感じるビール樽

アルコールを置く台も樽!

2階の受付近くで、小樽ビールやカップなどが販売されています。

ノンアルコールビールもすごく美味しいんですよね♪



小樽ビールの美味しさを楽しく解説!

受付を終わらせて、まず初めに案内していただいたのは、小樽ビールに欠かせない4つの原材料について。
小樽ビールは、ビールの品質にこだわるドイツで、約500年もの長きにわたり守られ続けた「ビール純粋令」に基づいて製造されていると説明。

※ドイツのビール純粋令抜粋
ビールの醸造には麦芽、ホップ、酵母、水のみを使用すべし

「麦芽(ばくが)」…ライ麦、小麦、大麦の種子に新鮮な水と適度な温度を与えて自然に発芽させたもの。
「ホップ」…ビールに苦味や独特の味わい、そして芳醇な香りを添えるホップ。
「酵母」…ビール作りの中で麦芽の中の糖化を促進する酵母。
「小樽の水」…麦芽から抽出された糖分が溶け込む水。小樽の水は、 軟水。その成分はチェコのピルセンの水によく似た、ビール作りに適した水!

ドイツのビール純粋令の写し

500年前と言うと、日本は室町時代。そんな昔からドイツではビールは作られていたんですね…(遠い目)
そして、その伝統の醸造方法を守り、4つの原材料だけにこだわり続ける小樽ビールさん、流石です。

これが麦芽
ビールジョッキに入ってます

麦芽の試食もさせて頂きました
香ばしくて甘くて、これだけでもイケる♪

4つの原材料について次々と説明してくれるスタッフの方。
堅苦しくならないように、ユーモアたっぷりに説明をしてくれます♪

スタッフ「ホップは比較的強いリラックス効果があります!「もお~今日は最悪っ!絶対に許さないわ!」とぷんぷんしてる日は、冷蔵庫をガッと開けて、ビールをグイっと飲んで、ふ~っと気持ちを落ち着かせてください。(頭が)カ~ッ→ビール!→ふ~…を覚えていると幸せになるかなと思います。ビールをぜひ!」
一同「笑」

などなど、場を和ませながら次々と案内していくプロの技を目の当たりにしながら、次は仕込み室へ。
粉々に砕いた麦芽をお湯で煮出す→麦芽を発酵→麦汁をろ過→麦汁を煮沸といった工程を分かりやすく説明。

プロペラでかく拌しながら、麦芽をお湯で煮出す窯

ろ過された麦汁も試飲させてくれました。びっくりするほど上品で自然な甘味。

仕込み室内から外の風景

小樽ビールは工程の中で、食品添加物を一切加えていないので、悪酔いしないんですって♪
そして、ここでも、ユーモアたっぷりの職人芸。

スタッフ「煮沸させた際に発生する熱は再利用されます!入り口にあったトイレには蛇口が3つあります。青いマークは「」、赤いマークは「80℃のお湯」なのでご注意を!そして、黄色のマークは「ビール」なので、トイレをご利用の際には、ジョッキやグラスをご用意いただきまして、ビールを飲みながら用を足すことができます!」」
一同「笑」
※実際に行ってみて、ご確認ください(笑)

こういった見学は真面目に聞いていないと!というイメージがありましたが、小樽ビールさんの見学はこのように楽しく案内してくれるので、肩の力を抜いて楽しく聞いていられます♪



醸造所の更に奥深くへ潜入っ…!

煮沸等された麦汁を追って、醸造所の階下へ移動。

階段を降りて最初に見学したのは、色々な工程を経た麦汁をじっくりと発酵させるための貯蔵施設。
10日間ほどかけて発酵していく一次発酵により、麦汁中の糖分を酵母がじっくりアルコールと炭酸に変えていき、この一次発酵を終えたビールは「若ビール」と呼ばれると説明。

この若ビールを試飲させていただくことができました!

若ビールを貯蔵施設から直接注ぐ様子

これが若ビールっ…!
もうほぼビールです。これだけでも十分美味しいですが、少し泡が荒いですね!

その後、一次発酵を終えた若ビールを4~6週間かけてじっくりと低温熟成(0℃)させます。この低温熟成こそがドイツビールの最大の特徴で、この熟成期間を「ラガータイム」と言うと説明。
これにより、小樽ビールならではのリッチでクリーミーな泡がつくり出されるとのこと!
完成が待ち遠しいですね♪

その他、たくさんの設備を、楽しく分かりやすくご紹介いただきました!

酵母を培養するための設備

製麦するための設備

小樽ビールを貯蔵槽からボトリングする設備
そして皆様のお手元へ!

50数年使われたビア樽。主に樫の木で作られ、運搬用のため肉厚で頑丈。
ビールエキスがたっぷり染み込んでいるので水を入れるだけでビールができるとのこと(本当ですか?笑)



小樽ビールに詳しくなったところで、遂にお楽しみタイム(試飲20杯?!)へ!

分かりやすく楽しい解説で小樽ビールに詳しくなった後は、お待ちかねのビールのお時間♪
「会議室」が試飲会場ですと言われて案内されたのがこちら↓

ここが会議室!?とても雰囲気が良くて、さすが小樽ビールですね!(羨ましい…)
それでは、おつまみプレートをお供に小樽ビールを頂いちゃいましょう♪

おつまみプレート
ビールが進むドイツのパン「ブレッツエル」、ソーセージ2種~ザワークラウトを添えて~

本日のビールのお品書き

20杯飲むぞーっ!と次々と注文する見学者たち。
「若ビール」を飲んで美味しい!と思いましたが、改めて完成された小樽ビールを飲んでみると、口当たりの滑らかさが全然違うことに気付きました。これがラガータイムの効果…最高♪

小樽ビール「ビルスナー」
最高級のアロマホップの香り高いすっきりとした飲み心地が特徴

小樽ビール「ヴァイス」
さっぱりとした飲み口。甘くフルーティーな風味が特徴。

小樽ビール「ドンケル」
ほのかな甘み、コクとキャラメルフレーバーが特徴。(まさかの写真撮り忘れ)

コースターが小樽運河とビール

お酒が飲めない方も、とても美味しいノンアルコールビールやソフトドリンクがあります♪

ノンアルコール「ブラックタイプ」
ローストモルトの香り深いエスプレッソフレーバー。黒ビール好きが納得のBlack。

アップルサイダー(自家製)
まるでビールのようなサイダー。本当に美味しくて何杯も頼んじゃいました♪

季節のビールも頂くことができました!これもまた美味しいんです。

ヒムベーアビール(木苺)
ヴァイスビールに木イチゴのシロップを加えた甘く華やかな風味が特徴。ドイツでは女性に人気とのことです!

ヴァルトマイスター(くるまば草)
ヴァイスビールに香草を加えた爽やかな風味が特徴。リラックス効果が高いとのことです♪

お酒弱いので、少なめに入れてくださいとお伝えして出てきたものがこちら↓

ドンケルのミニジョッキ
思わず笑ってしまいました(笑)
ちっこくて可愛い!

大ジョッキもあります
奥にある長靴ジョッキは一体…

時間を目一杯使って、小樽ビールをたくさん飲みました!
ちなみにお酒の強い方でもビール10杯が限界だったようです。(私はお酒が弱いので4杯ほどでギブアップ)
お酒に強くなってまたリベンジせねばっ…!

ということで、小樽ビール銭函醸造所の見学&試飲は以上となります!
小樽ビールが大好きな方、ビールについて詳しく知りたい方、ビール20杯に挑戦したい!という猛者の方、とてもおすすめですので、事前に予約をした上で小樽ビール銭函醸造所に見学しに行ってみてくださいね♪