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現在、市立小樽美術館にて開催中の企画展「土肥美帆写真展 北に生きる猫」。
漁港に住む猫たちの愛らしい姿を収めた作品が話題になっています。
2月6日に開催されたギャラリートークは、申し込み開始日の午後には満席になってしまったという人気ぶりです。
作品を撮影しているのは、北海道生まれ、滋賀県在住の写真家・土肥美帆さん。
2014年から小樽の猫たちを撮影しています。
展示は第1章「北に生きる猫たち」と、第2章「ボス猫ケンジ」の二部に分かれて構成されています。
第1章「北に生きる猫たち」では、小樽の漁港に住む猫たちの姿を捉えています。
第2章では、大きなお顔が特徴の、小樽の漁師さんと暮らしているケンジにスポットライトを当てた作品が展示されています。
厳しい自然の中で生きる猫たちの姿は、可愛いだけでなく力強さや生命力さえも感じさせます。
まだ行ったことがない人は行きたくなる、もう行ったという方ももう一度見に行きたくなるような写真展のあれこれを、写真家の土肥美帆さんにインタビューしました!
Q. 第1章に登場する、漁港で暮らす猫たちを撮影するにあたり大変だったことは何ですか?
漁港で暮らしている猫の撮影は外になるので、気象条件にとても左右される。ということです。
前の日から天気予報などで確認して向かいますが、
小樽の天気は冬は特にコロコロと目まぐるしく変わるため、
晴天のすぐ後に、吹雪になったり、そんなことは日常茶飯事。
私は車を運転しないので、ひとり吹雪の中で過ごすこともたくさんありました。
ケンジの撮影場所は漁師さんが薪ストーブのある暖かい場所を用意してくれるので、とても助かりました。
これは漁師さんと暮らしている子、お外で暮らしている子関係ないですが、
猫との距離を縮めるのに、すぐに打ち解けてくれる子もいますが、
時間をかけて距離が近くなる子もいます。
時間をかけて心を許してくれた猫は、それはそれでとても愛おしく感じます。
Q. 話題の「ケンジ」に注目したきっかけを教えてください!
ケンジについて
2015年生まれの小樽の漁師の子。
2019年にボス猫に就任。
大きなお顔と大きな体がかわいい男の子。
2021年には地域住民の手により豪邸ケンジ御殿が建設!しかし現在はケンジ御殿に連結している、ストーブもあり暖かいブッチャー邸にて生活。
ちなみにブッチャー邸とは、ケンジが漁師さんのテリトリーとは別に「ブッチャー」という名前で暮らしている、猫や動物が大好きなご夫婦のお家。春になったらケンジ御殿に住んでくれるかな?
見た目が面白いのと、とぼけた性格。
気づけば、いつも私を笑わせてくれた。
そして、写真関係の先輩や友人にケンジの写真を見せたところ、
猫は特に好きじゃないけど、ケンジは好き。と仰る方がとてもたくさんいて、
ケンジには何かある。とケンジを集中して撮影するようになりました。
Q. ケンジの魅力を教えてください!
8.4キロのデッカイからだとデッカイお顔。
才能がないと、この大きさにはならない。
このおっさんっぽいルックスから、ソプラノの可愛らしい鳴き声のギャップにファンは悶絶。
性格は大らかで、優しく。男気溢れる、 北海道の猫界のビッグボス 。
どこにいても堂々した佇まいに、人間は憧れるのではないでしょうか?
Q. 方言が混ざったり、まるでケンジがしゃべっているかのような作品のキャプション。どのように考えているんですか?
いつも撮影中はケンジと会話をしています。
猫の言葉はわからないし、猫も人間の言葉はわからないけど、
気持ちはなんとなく通じるもの。
ケンジだったら、こんなこと思ってるんじゃないかなぁ。と
普段のケンジと私の会話をキャプションに乗せています。
写真家の土肥さんよりメッセージ
ケンジは私を幸せな気持ちにしてくれました。
その幸せが写真を通して伝わり、その人の中に幸せがまた広がれば嬉しいです。
みんなケンジを好きになる。
そして、ケンジを通して、猫をより好きになりますように・・・
展示を見終わった後も楽しめます!
①ケンジグッズをゲットしよう!
市立小樽美術館では、ケンジグッズも販売中!
なまらかわいいグッズの数々に、思わず買いたくなるべさ。
と、ケンジなら話すだろうな…♡
②フォトスポットで写真を撮ろう!
市立小樽美術館の入口にて、ケンジになりきれるフォトスポットがあります!
好きなケンジの顔と、セリフを選んで写真をパシャリ。
SNSでシェアする際は、【#みんなケンジを好きになる】をタグ付け!
③ケンジ練り切りをゲット!
和菓子処 つくし牧田では、「ケンジ」とケンジの「肉球」の練り切りを販売しております!
可愛すぎて食べれないっ。けど欲しいっ。
販売期間:写真展の会期中
(1月22日~5月8日)
つくし牧田
住所:小樽市花園5丁目7-2
TEL:0134-27-0813
定休:日曜日
9:00~17:00
ホームページ
企画展 土肥美帆写真展 北に生きる猫
【会期】1月22日(土)〜年5月8日(日)
【会場】市立小樽美術館2階企画展示室
【TEL】 0134-34-0035
【休館日】毎週月曜日(3月21日を除く)、3月22日-23日、5月6日
土肥美帆さんのInstagramもぜひご覧ください!
●ギャラリートークが開催予定です!
【出演】写真家・土肥美帆×加藤重男(みんみん舎代表、河出書房新社北海道地区コーディネーター)
【日時】4月29日(金・祝)14:00~
【会場】市立小樽美術館2階企画展示室 ※展覧会観覧料がかかります
【申し込み】4月2日(土)より受付開始。(先着順・定員30名)
※詳細については美術館にお問い合わせください。