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【月刊小樽自身2022年2月号】百年前の小樽名犬物語 みんなの推し犬ぶん公

2022.01.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


渋谷駅での待ち合わせ場所といえば、「ハチ公」の銅像前。
小樽にも、ハチ公にも劣らない名犬として愛されていた犬の銅像があるのはご存知でしたか?
それが今回ご紹介する「ぶん公」です。昭和初期に実在した犬で、2月3日に命日を迎えます。

ぶん公とは?

現在、銅像となって市民や観光客から愛されているぶん公。
当時の消防組(現在の消防本部)に飼われていました。
1938年2月3日に亡くなったぶん公は、24年間生きたと言わています。人間の年で言うとなんと100歳だそうです!

消防車のステップのところに乗っていたようです。

【プロフィール】
名前:文公(ぶんこう)
犬種:雑種
性別:男の子
好きな食べ物:キャラメル、みがきにしん



ぶん公大活躍

ぶん公が市民から愛されていた訳、それはその賢さや活躍がすごかったと言われているからなのです!

・消防自動車が出動する時は、一番先に乗り込んでいた!
・火事の現場では、見物人を追い払っていた!
・水を掛けるホースのもつれを直したりしていた!
・火事に1,000回以上出動した!
・体調が悪い時、自分だけで動物病院まで歩いて行った!
などなど…



多くの人から愛されていた!

ぶん公が亡くなった際の新聞記事が残っています。記事によると、ぶん公は生前からラジオや雑誌でも紹介され、全国的にも名犬として知られていたようです。

小樽市総合博物館の資料。
小樽新聞 13.2.4

新聞でぶん公が病気であることを掲載した際は、道内のみならず樺太からも見舞金や薬が送られてきたとか。
ぶん公がいかに愛されていたか、よくわかります。



絵本にもなった!

ぶん公の活躍は、絵本で知ることができます。
大人が読んでも涙してしまうストーリーです(涙)。
ぜひご一読ください。

運河プラザ喫茶コーナーでも販売しています!
Google Map



ぶん公とはここで会える!

今でもぶん公に会える場所が、小樽市内に2か所あります。

小樽市総合博物館運河館

ぶん公のはく製が、館内に展示されています。
Google Map

運河プラザ前庭

ぶん公の銅像があります。
平成18年7月21日に記念碑として建てられました。
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とてもおしゃれなぶん公!

運河プラザの前庭に建っているぶん公の銅像は、いつも可愛い恰好であなたをお出迎えします。
ぜひ一緒に写真も撮っていってください。
過去のぶん公の装いを見てみましょう!

感染対策ぶんちゃん

お花柄スカーフぶんちゃん

夏仕様ぶんちゃん

潮祭りぶんちゃん

セーターぶんちゃん

マフラーぶんちゃん

サンタクロースぶんちゃん

ぶん公の(銅像の)様子はこちらで定期的に見る事がます!
観光協会案内所スタッフブログ

以上でご紹介したぶんちゃん(ぶん公)のコーディネートは一部にすぎません。
これからも、かわいいかわいいぶん公に会いに、ぜひ小樽へお越しください。