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「観光タクシー」は、ご存じですか?
タクシーを貸し切り、経験豊富なドライバーと一緒に、景勝地や名所などを巡る観光タクシー。様々ある旅行のスタイルの一つです。
今回は、そんな観光タクシーに初挑戦。
観光タクシーの魅力を探るべく、歴史ある建物から絶景スポット、地元グルメまで、観光タクシーを使って小樽の街を巡ってみました!
※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
【目次】
▸実際に乗ってみて分かった、観光タクシーの魅力5つ
▸今回の旅は、トンボハイヤーさんと
▸まずは、歴史ある旧銀行街を走ります
▸坂道の先に待っていた、小樽の絶景
▸坂の上で出会った五百羅漢
▸「ここ、行ってみませんか?」急きょ予定変更!
▸小樽の繁栄を伝える、重厚な建築
▸約1,600年前の痕跡を訪ねて
▸雨の日も安心。最後は小樽スイーツへ
▸観光タクシー、良かったな
実際に乗ってみて分かった、観光タクシーの魅力5つ
いきなりではありますが、今回実際に利用して感じた観光タクシーの魅力をまとめてみましたので、最初にご紹介いたします!
1.移動の負担が少ない
荷物を車内に置いたまま観光できるので身軽で快適。また、駅から歩いたり、駐車場を探したりする必要がないので移動のストレスがありませんでした。
2.プライベートな空間で過ごせる
他の乗客に気を遣う必要がないので、家族や友人と会話を楽しんだり、移動中にちょっと休憩したりと自由です!
3.予定を柔軟に変更できる
「ここも行ってみたい!」と思ったときや、天候や時間の都合で予定を変えたいときも、ドライバーに相談し柔軟に対応できます。
4.ドライバーとの会話や、ローカルな話題が楽しい
移動中の何気ない会話も楽しみの一つ。地元出身のドライバーならではの話や、おすすめスポットを教えてもらえることもあります。(ドライバーにより個人差がありますので、その違いも含めて楽しむのがおすすめです)
5.人数によっては意外と合理的
観光タクシーは車1台単位で料金が設定されていることが多いため、人数が増えるほど、一人当たりの負担を抑えられます。1〜4のメリットを考えると、決して高い料金ではないと私は思います。
「小樽 観光タクシー」で検索すると、会社や個人含めて、様々なプラン・コースが見つかりますので、気になる方は確認してみてくださいね。
それでは、観光タクシーでの小樽旅。出発です!
今回の旅は、トンボハイヤーさんと
インターネットで調べ、今回は観光タクシー情報が掲載されていたトンボハイヤーさんにお願いすることに。旅のプランは、ホームページに掲載されていた「スカイコース(3時間30分)27,300円」をベースに組み立てました。
プラン通りに巡るのもOK。ドライバーさんと相談しながら、その日の天候や気分に合わせて行き先を決めるのもOKです。(トンボハイヤーさんは30分単位で金額が増減し、終了時に金額が精算される仕組み)
今回、運転を担当してくださったのは田中さん。

小樽出身ということもあり、地元ならではの目線でお話してくれます。初対面でも話しやすい人柄で、リラックスして旅をスタートすることができました。

まずは、歴史ある旧銀行街を走ります
最初の目的地は、日本銀行旧小樽支店金融資料館。
小樽駅から向かう途中、色内の旧銀行街を走ります。
少しスピードを落としながら、「この辺りには昔の建物が今も活用されているんですよ」と街並みを簡単に紹介。
こうして車窓を眺めながら街の話を聞けるのも、観光タクシーならではですね。

目的地到着後、「ゆっくり見てきてください」と田中さん。
見学中もタクシーで待っていてくれるので、時間を気にせず館内を楽しめます。
日本銀行旧小樽支店金融資料館は、1912年に完成した日本銀行旧小樽支店の建物を活用した施設。日本銀行の歴史や業務、小樽の発展について紹介しています。
館内には、柱のない吹き抜けの営業場や旧金庫など、歴史を感じる見どころがたくさんあります。




金融資料館を満喫。
タクシーへ戻ると、「1億円、重かったですか?」なんて話で盛り上がりながら、次の目的地へ向かいます。
坂道の先に待っていた、小樽の絶景
次は旭展望台。ここは、小樽市街を一望できる人気のビュースポット。
一方で、公共交通機関だけでは少し行きづらい場所でもありますが、タクシーならなんのその。
田中さんによると、「夜景を見にタクシーを利用するカップルも結構いますよ」とのこと。

山道を進みながら、今度は田中さんの若い頃の話に。
小樽出身の田中さんは、若い頃、この辺りをバイクで走って楽しんでいたそうです。
「若いときは、どんなところでも行っていたな~」と、少し懐かしそうに話す田中さん。
そんな会話を楽しんでいるうちに、旭展望台付近の駐車場に到着しました。



しばらく展望台で景色を眺め、ちょっと黄昏れたところで、次に向かったのは、小樽公園の見晴台。
道中では、小樽公園にかつて「こどもの国」があり、フラミンゴなどが飼育されていた動物園もあったという話に。
今では想像しにくい昔の小樽の姿を、地元の方から聞くのは面白いものですね。

坂の上で出会った五百羅漢
続いて向かったのは、潮見台にある宗圓寺。
宗圓寺に安置されている木造五百羅漢像は、北海道指定有形文化財です。
もともと松前に建立された宗圓寺が明治42年に現在地へ移転した際、五百羅漢像も小樽へ移されました。時代や製作者の異なる羅漢像が集まったものだとされています。
これまで中々行けなかった場所ですが、この機にぜひ行ってみたいと思い、プランに入れました。





そして、遂に五百羅漢像の参拝の時が…
普段は撮影禁止ですが、今回特別に撮影の許可をいただいております。
こちらが五百羅漢像です!




扉を開けた瞬間、思わず息を呑みました。
ずらりと並ぶ羅漢像は、一体一体、表情が違います。穏やかに微笑む顔、じっとこちらを見つめる顔。
写真では伝わらない、実際にその場に立ったからこそ感じる不思議な存在感を感じることができました。
来てよかった…。
※拝観は5月~10月の毎1日、15日(午前9時~午後4時)に可能です。拝観希望の方は、事前にお確かめください。
「ここ、行ってみませんか?」急きょ予定変更!
当初の予定では、この後、堺町通り商店街のお店をいくつか巡る予定でした。
ところが道中、フェリーターミナルのレストラン「シーガル」は、景色もいいし料理もおいしいと話題に。
お腹も空いていたし、「それなら行ってみたい!」と急きょ予定変更。
これぞ観光タクシーの醍醐味です。



到着してみると、全面ガラス張りの窓からフェリーと海が見える、とても気持ちのいい空間。
「こんな場所があったんだ!」と、ちょっとした発見でした。
車中で話題になった「小樽あんかけ焼きそば」と「大海老フライセット」を、撮影スタッフと一緒に分け合っていただきます。


予定にはなかった場所ですが、行ってみて大正解。
景色もよし、味もよし。小樽観光の際には、ぜひ候補に入れてみてほしい場所です。
お腹もいっぱいになったところで、旅はいよいよ終盤へ。
小樽の繁栄を伝える、重厚な建築
次に向かったのは、旧日本郵船株式会社小樽支店。
2025年4月にリニューアルオープンしたばかりの国指定重要文化財です。
1906年に竣工した建物で、設計者は、辰野金吾らと同じ工部大学校第一期生の佐立七次郎。建物には当時の高い技術が随所に見られ、特に2階の貴賓室や会議室に使われた「金唐革紙」は大きな見どころです。





やはり印象に残ったのが貴賓室。
寄木造りの床やシャンデリア、菊模様の金唐革紙など、本建物の中でも特に豪華な内装が施された部屋です。
「ここで当時の人たちが来賓をもてなしていたんだ」と思うと、ちょっと特別な気分になりますね。
約1,600年前の痕跡を訪ねて
旧日本郵船株式会社小樽支店のすぐ近くの手宮洞窟保存館へ。
手宮洞窟には、約1,600年前の続縄文時代に刻まれた「陰刻画」が残されています。国内では余市町のフゴッペ洞窟と並んで、非常に貴重な遺跡です。



実際に目の前にすると、「こんな昔のものが小樽に残っているんだ」と、なんとも不思議な感覚になります。
遠い昔に思いを馳せながら、外を出ると…まさかの土砂降り!
時間も押していたこともあり、予定していた手宮緑化植物園や、鰊御殿などの祝津エリアは、今回は断念することにしました。
田中さんと相談し、最後はアーケードのある都通り商店街で、スイーツを楽しむことに。

雨の日も安心。最後は小樽スイーツへ
小樽駅前の都通り商店街入口まで送っていただき、ここで本日の観光タクシーは終了。
数時間一緒に過ごしていると、すっかり仲良くなった気分になり、別れるときはちょっと寂しく感じます。
田中さんにお礼を伝え、最後におすすめしてもらった「洋菓子・喫茶のあまとう」へ!


1階は洋菓子の販売、2階は喫茶スペース。
レトロな雰囲気の店内で、撮影スタッフと一緒に昔ながらのスイーツをいただきました。


どこか懐かしさを感じる店内で、今日の旅を振り返りながら、ゆっくりとした時間を過ごします。
観光タクシー、良かったな
今日を振り返り。観光タクシーの魅力は既にお伝えしたとおりですが、今回、旅を終えるまで気持ちよく過ごせたのは、田中さんの心配りがあったからこそだと私は思います。

旅の途中で「どんなことを意識して仕事をしていますか?」と聞いてみました。
田中さんが大切にしているのは、身だしなみや丁寧な運転などの基本をしっかりすること。
その上で、せっかく観光タクシーを利用してくれたお客さんに満足して帰っていただけるよう、ある程度、観光地の簡単な説明はできるようにしているそうです。
以前には、利用したお客さんから「一緒にご飯を食べないかい?」と、わざわざ食事を買ってきてもらったこともあるのだとか。
「他人は自分を映す鏡」という言葉がありますが、普段の仕事への姿勢が、そんな嬉しい出来事にもつながっているのかもしれませんね。
最後に、これから小樽を訪れる方へ一言いただきました。
「秋の小樽もいいですし、冬の小樽もいいですよ。お客様に喜んでいただけるように頑張りますので、ぜひ小樽に遊びに来てください。」
今回の旅では、自分たちだけでは見つけられなかった小樽の魅力にも出会うことができました。
次に小樽を旅するときは、また違う季節に、違うルートで。
どんな小樽に会えるのか、今から楽しみです。

トンボハイヤー株式会社
住所:小樽市オタモイ1丁目2番9号
TEL:0134-26-2525
ホームページ

小樽通編集部ライター MATSUKIN
小樽に移住してきて十数年のサラリーマン。
ここ最近、小樽の幅広さ、奥深さにやっと気づき、この街を楽しむことに奔走中。
今は、スノーシューやノルディックウォーキングで、運動しながら小樽の自然を楽しむことにハマってます。
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