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小樽発ドライブ!島牧村「幻のワイン」復活に挑む地域おこし協力隊【Webマガジン小樽通】

2026.07.30

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


 後志の魅力を発信したい!

 今回は、小樽を拠点に後志の西海岸をぐっと南下して、豊かな自然と熱いロマンがあふれる「島牧村」を目指す、日帰りロングドライブに行ってきました!

 絶景・地場産グルメ・歴史・そして今回の旅で最も心揺さぶられた地域おこし協力隊・木室康隆(きむろ やすたか)さんとの出会い!見どころ満載のドライブ旅をタイムスケジュールと一緒にたっぷりお届けします!

【目次】
11:00 小樽を出発!いざ南下ドライブへ
12:30 岩内町「道の駅 たら丸館」で地元愛を感じる
14:00 蘭越町「道の駅 シェルプラザ・港」
15:00 寿都町「道の駅 みなとまーれ寿都」
16:00 本日の目的地!島牧村「道の駅 よってけ島牧」で出会った情熱の人・木室康隆さん!



青空の下に立つ「ポートマルシェotarue」の建物外観

 快晴の空、11時に小樽を出発!国道5号線を通り、まずはフルーツの街・仁木町を目指します。

 11:30 仁木町で旬のさくらんぼ&絶品ソフト!30分ほどで仁木町に到着!
まずは「村田観光果樹園」さんに立ち寄りました。ちょうどさくらんぼがバッチリ旬の時期!甘くてジューシーなさくらんぼを、自分用と友人へのお土産にたっぷり買い込みました。(完熟している物は、お手頃な値段になっていましたよ。)

 その後は仁木町観光協会の施設へ。ここでいただく冷たいソフトクリーム(モカバニラ)がたまらない!ドライブ前のエネルギーチャージ完了。



岩内町にある「道の駅いわない」の建物外観と入口

 仁木町を後にして、12時半に岩内町の道の駅へ到着!

 岩内町といえば、大相撲で大活躍中の一山本関の故郷!観光大使も務められているそうで、道の駅には手形やサインが誇らしげに飾られていました。街全体で熱く応援している雰囲気が伝わってきて、なんだか心が温まります。

「道の駅いわない」の店内に設置された、岩内町出身の力士・一山本関の化粧廻し姿の等身大パネル

木枠の額縁に収められた、大相撲の番付表と一山本関の手形・サイン色紙

 直売所には隣町・共和町のスイカやメロンがズラリ!そして暑い日だったので、魅力的な地ビールと地サイダーを購入しちゃいました。私は、爽快感バツグンのサイダーをその場で一気にゴクゴク!喉を潤してくれました。助手席の相方は地ビールをぐいぐい美味しくいただきました。

「道の駅いわない」に設置された大きな「たら丸」オブジェの両脇に、地元の「倉島サイダー」と「IWANAI BREWERY」のビール瓶が差し出されている様子

 お土産で気になったのは、地元の水産加工会社「一ハ水産」さんの「にしんすぱ」や「にしんめし」、それに岩内の地酒!おつまみやご飯のお供に絶対合うやつです!

「道の駅いわない」の店内に並ぶ、地元産の「百花はちみつ」や「アカシアはちみつ」の瓶詰めと、手書きの「岩内のハチミツ」ポップ

道の駅たらまる館
北海道岩内郡岩内町万代48−6
ホームページ



寿都町にある物産館「シェルプラザ・港」の外観。青い文字の施設名サインと、手前に立つ「野菜直売」ののぼり、建物へ向かう女性の後姿

 14時には蘭越町の「道の駅 シェルプラザ・港」へ。館内には色とりどりの貝殻の置物など、海沿いらしい魅力的な展示がたくさん!

「シェルプラザ・港」店内に展示されたサンゴや「ヒオウギ貝」などの様々な貝殻と、中央に掲げられた「非売品」の注意書き

 ここ蘭越町は後志屈指の米どころとしても有名で、美味しそうな「蘭越米」がずらりと揃っていました。お米好きにはたまらないスポットです。

「シェルプラザ・港」の店内にある特産品コーナー。「らんこし米」の米袋が並ぶ棚と、その奥に陳列された加工品やオリジナルTシャツ

 さらに、世界で蘭越だけの紫蘇の商品も目を引きました!

「シェルプラザ・港」の店内にある「Limochiso(リモチソ)」の赤シソ加工品コーナー。シソジュースの瓶やハーブティー、キャプションボードが並ぶ売場風景

道の駅 シェルプラザ・港
北海道磯谷郡蘭越町港町1402−1
蘭越町ホームページ



寿都町にある「道の駅みなとま~れ寿都」の入口。上部には「小女子のふる里 寿都」と書かれた、生炊きしらす佃煮や漁船の様子が描かれた大きな看板があり、その下で女性が立ち止まって案内板を眺めている様子。

 寿都の市街地に入り、15時に「道の駅 みなとまーれ寿都」に到着。小樽を出てから4時間、なかなかの長旅になってきました!

 入り口にはどこか懐かしいレトロな電話機がお出迎え。

道の駅みなとま~れ寿都内の一角。武蔵坊弁慶のシルエットが描かれた紫色の夕日を背にするポスターと、隣には寿都町やデジタルスタンプラリー「みち・レ・ポ」のポスターが掲示されている。手前のワイヤーラックには、レトロなピンク色のダイヤル式電話機と、その横に置かれた貝殻が写っている様子。

  館内に入ると、目の前に寿都漁港が一望できる素敵な空間が広がっています。

道の駅みなとま~れ寿都内のお食事・休憩スペース。大きなガラス窓から寿都湾や漁港、対岸の山々のパノラマビューが一望でき、手前にはテーブル席が並んでいる。窓の外のテラス席にも白いテーブルと椅子が置かれ、女性が外の景色を眺めている様子。

 やっぱり寿都といえば海産物!ニシンや加工海苔など魅惑のラインナップですが、私の目を釘付けにしたのは「昆布羊羹(こんぶようかん)」。30年以上変わらぬ味で愛され続けている伝統の和菓子だそうです。食べるのが楽しみ!

道の駅みなとま~れ寿都内の鮮魚コーナーにある冷凍ショーケース。ケース上部には「甘口ぬかにしん」「タラのバジルソテー」「鮭寿」といった寿都産の加工品を紹介する手書きの値札ポップが掲示されており、ケース内にはパックに詰められた様々な鮮魚や加工品が並んでいる様子。

緑色の箱に入った千秋庵菓子舗の「昆布羊羹」が棚に並べられている様子。「昆布とあんこのハーモニー♪」や「30年以上変わらずに愛され続ける看板商品」と書かれたポップと、価格案内(Sサイズ 680円)が添えられている。

道の駅 みなとま~れ寿都
北海道寿都郡寿都町大磯町29−1
ホームページ



青空の下に立つ「道の駅 よってけ!島牧」の建物外観。大きなガラス張りの壁面と、壁に書かれた施設名の文字、手前には木製のベンチやテーブルが設置されている様子。

 寿都からさらに海岸線を走り、16:00!ついに本日の最終目的地「道の駅 よってけ島牧」へ到着しました〜!

「道の駅 よってけ!島牧」の敷地内に設置された広域案内看板。近隣の道の駅(らんこし・ふるさとの丘、シェルプラザ・港、みなとま~れ寿都、くろまつない)の位置関係や移動時間・距離が、後志エリアの地図とともに描かれている様子。

 ここで出会ったのが、今回のドライブ旅で最も胸が熱くなったキーパーソン、地域おこし協力隊の木室康隆(きむろ やすたか)さんです!

店内の「お酒コーナー」にて、過去に製造された「賀老の滝」ラベルの島牧ワイン(緑色のボトル)を両手に持ち、微笑む男性(店主または地域おこし協力隊員)。背景には地酒やワインが整然と並ぶ棚が写っている様子。
地域おこし協力隊の木室康隆(きむろ やすたか)さん

 以前は内地で外資系のお仕事をされていたという木室さん。現在は島牧村の地域おこし協力隊として「道の駅 よってけ島牧」の運営に携わりながら、島牧村に新しい風を吹き込む大プロジェクトに挑まれています。

 夢は「幻の島牧ワイン」の復活!木室さんから伺ったお話の中で、思わず身を乗り出してしまったのが「ワイン作りの復活」というロマンあふれる計画!

 実は島牧村は昼夜の寒暖差が大きく、かつて平成の初め頃までワイン用のブドウ栽培が行われていた歴史があるそうです。

 道の駅には、当時作られていた貴重な昔の島牧ワインの空き瓶が大切に飾られていました!木室さんによると、昔使われていたのは「ケルナー」か「ミュラー・トゥルガウ」といった白ワイン用ブドウの品種ではないかとのこと。

手で抱えられた2本の旧「島牧ワイン」の緑色ボトル。ラベルには島牧村の名勝「賀老の滝」の写真と「賀老の滝」「島牧ワイン」の文字が印字されており、歴史を感じさせる経年変化が見られる様子。

旧「島牧ワイン」の緑色ボトルの裏側。当時の島牧村長名(水守義則氏)や「原産地証明」と題されたワインの紹介文、注意書きなどが記載された裏ラベルが写っている様子。

 「この島牧の気候なら、絶対に良いワインができるはず!」と語る木室さん。
現在はソムリエ資格を持つ島牧村役場の課長さんとがっちりタッグを組み、島牧ワインを復活させるためのプロジェクトを力強く進めています。

 これからの計画は、村内にブドウ畑を作り、念願のブドウ栽培からスタート!

 ワイン完成への道のりは、ブドウの栽培・収穫から醸造まで、ワインができるには最低でも3年以上の月日がかかるそう。

 未来の夢は、島牧生まれのワインを完成させ、道の駅の特産品として並べること!

 焦らず少しずつ、けれど着実に夢に向かって歩みを進める木室さんたちの挑戦。数年後、島牧産の白ワインで乾杯できる日が今から本当に楽しみです!

旧「島牧ワイン」のボトル2本を持ち、笑顔で立つ男性。背景には大きな「賀老の滝」の写真パネルが掲げられ、手前両脇には島牧村のシンボルキャラクター(島牧村のキャラクター看板)が配置されている様子。

 島牧で一番有名なのは釣りの聖地。木室さんが取り組んでいるのはワインだけではありません。島牧村の素晴らしい環境を守り、観光客に「また来たい!」と思ってもらうための活動にも全力を注がれています。

店内の展示・物販コーナー。掲示板には大物の魚を釣り上げた人々の写真が多数飾られており、その手前の棚には「賀老米キューブ(2合/300g)」のPOPとともに、四角くパックされたお米や袋入りの米、地域の案内・表などが並べられている様子。

 釣りの聖地と呼ばれる理由は島牧村の後ろにそびえる狩場山(かりばやま)のブナ原生林から、日本最大級の清流が海へと注いでいるため、海の水が驚くほど綺麗で魚にとって最高の環境!

 毎年行われるアメマスダービー(12月~3月)です。 昨年の優勝者は女性!なんと70cmオーバーを釣り上げたのだとか!

 季節ごとに魚は違い、 4月からは60cmクラスのサクラマス、そして夏の時期はブリやヒラメ!過去にANAの機内誌でも紹介されたほどで、全国から昼夜問わず多くのアングラーが訪れる聖地なんです。

店内に飾られた大きな優勝トロフィー。歴代優勝者の名前が書かれた紅白のリボン(ペナント)が多数垂れ下がっており、左側にはシマエナガのガチャガチャマシン、右側には商品ケースや注意事項のPOPが置かれている様子。

海岸を彩る流木アート(8月1日)
海岸の流木を拾って色を塗り、アートとして海岸に飾るワクワクするようなイベントも企画されています!

地域と学生がつながる海洋クリーン活動(8月8日・9日)
東海大学の学生さんたちを招き、海に潜って沈んだ釣具を回収・清掃!回収した釣具は専門家がリペアし、「フィッシュマウンテン」という会社の無償協力のもと木製キーホルダーにするなどして販売。パッケージデザインは地元の小学生が考案したという、まさに地域一体となった取り組みです。

「fishmountain」のロゴが印刷された白い紙袋。山をモチーフにしたマークと「No fish No life」「since 2019」の文字、魚のイラストが描かれており、右端には手で掲げられた魚の形をしたピンク色のルアーキーホルダーが写っている様子。

 最近ではSNSでの積極的な発信効果もあり、木室さんたちの活動を見て島牧を訪れてくれる人がどんどん増えているのだそう。「島牧がもっと元気になれば!」と笑顔で語る木室さんの姿に、すっかりファンになってしまいました!

道の駅 よってけ!島牧
北海道島牧郡島牧村千走11−1
ホームページ



 小樽から島牧村までの後志西海岸ドライブ、この時期にぜひお勧めです。

 美しい海と山の景色や美味しいグルメはもちろんのこと、目的地で「地域おこし協力隊の木室康隆さん」という情熱あふれる方に出会い、夢のワイン復活プロジェクトや地域を愛する活動についてお聞きできたことが、今回の旅の一番の宝物になりました。

 数年後、木室さんたちの夢「島牧ワイン」の完成を楽しみに待ちながら、またこの美しい島牧村を訪れたいと思います。みなさんもぜひ、小樽から足を伸ばして素敵な出会いと絶景を味わうドライブに出かけてみてください!



小樽通編集部ライター 高久模夫(たかくのりお)

小樽生まれ小樽育ちのアラフォー男子。甘いものとコーヒーをこよなく愛し、趣味はサウナと健康にいいことをとことん追求する“健康オタク”。飴屋を引き継ぐ、四代目“あめ男”、小樽観光案内人1級の資格を活かして「小樽を観光地日本一にする」ことを密かに目論む水面下活動家でもあります。ライター活動もその一環。地元民だからこそ伝えられる、小樽の奥深い魅力を発信していきます。



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