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※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
令和6年(2024年)3月25日(月)小樽港第3号ふ頭基部に、新施設「小樽国際インフォメーションセンター」がオープンします!
小樽港第3号ふ頭は、今後変わっていく!
クルーズ振興やみなと観光としての賑わい創出を図る目的で、「第3号ふ頭及び周辺再開発事業」を進められているのをご存知でしょうか?
第3号ふ頭の先端には旅客船ターミナルが完成し、2023年春から運用が始まっていますが、現在、大型クルーズ船が接岸できるように、岸壁整備の工事も進められており、今年の春から運用開始。14万トン級の大型クルーズ客船も、この第3号ふ頭に着岸できるようになります。
また、ふ頭の基部に観光船を集約する係留施設や観光船ターミナルの建設、公園などの整備も進められ、令和8年度から実際に利用できるようになります。
この一連の事業において、(株)小樽観光振興公社が、これからご紹介する「小樽国際インフォメーションセンター」と隣接駐車場の整備を進めています。再開発エリアの中心的な建物として、国内外の多くの観光客や地域の皆様に親しまれ賑わいのある施設となることを目指しています。
このように、第3号ふ頭は今後、小樽観光の水辺を生かした新たな魅力となるエリアに変化していきます。市民にとっても、観光客にとっても、憩いの場となっていくことでしょう。楽しみですね!
小樽国際インフォメーションセンターの概要
国際インフォメーション(観光案内所)、売店、展望テラスなどからなる建物とともに、隣接する有料駐車場の敷地内に、テイクアウト用の飲食販売や休憩用コンテナが設置されます。施設内のトイレは一般的な道の駅並みの数を用意します。
・オープン 令和6年(2024年)3月25日(月)
・運営 小樽観光振興公社
・場所 旧マリン広場(小樽市港町5番3号)
これまで運河プラザで小樽観光協会が運営している「国際インフォメーションセンター」(観光案内所)と地域の名産や土産品などを販売する「売店」が移転する形となります。
建物全体 (小樽観光振興公社が建設、運営)
1階には、観光案内所と売店が入ります。2階屋上デッキは、お客様に開放し、コンテナ同様、テイクアウトした飲食物を楽しみながらの休憩や、港や海を見ながら過ごせる場所になるそうです!
(※2階内部は事務所・スタッフスペースです)
▼建物スペック
① 建築面積 : 697.5㎡、延床面積 : 859.16㎡
② 1階 555.55㎡ : 国際インフォメーションセンター、売店、トイレほか
2階 126.02㎡ : 事務所、スタッフ休憩室ほか
屋上デッキ 339㎡(一般開放)
▼設計コンセプト
建物デザインは、海の中のサンゴ礁が魚を惹きつけるように、透明な空間の中に孔の開いた壁柱が林立し、その壁柱は、再開発により賑わいを増す第3号ふ頭の先端方向に向けて45度の角度を持って、屋根のラインを越えて配されることで、動きが生まれ、建築の境界を越えて場が広がります。
2階の建物は、鰊番屋をイメージした小さな小屋が、場所の記憶を継承し、倉庫群の風景と調和します。また、屋上は大きなデッキのある公園のような場所。再開発の「シンボル」施設として、人が入って完成する、人の姿や営みが主役になるデザインです。
▼設備
・女子トイレ(17台)、男子トイレ
・ハンディキャップトイレ:オストメイト、ベビーシート、ベビーチェア
・授乳室
駐車場、コンテナ
▼駐車場( 小樽観光振興公社が整備、運営)
・駐車可能台数 :90台 (合同庁舎横の駐車場を含めると約300台)
・料金 :1時間300円、1日最大で1000円
※売店で2000円以上お買い物をしたお客様は1時間無料
▼コンテナ(小樽観光協会が運営)
・駐車場内に40フィートコンテナ3台を立体的に設置
・1台はテイクアウトの飲食販売用、2台はお客様の休憩スペース
観光案内所(国際インフォメーションセンター)(小樽観光協会が運営)
新しい観光案内所は、案内カウンターが3面に広がり、より多くのお客様のご案内が可能となります。窓際にL字に配したパンフレット棚は、天板がカウンターのような形態となるので、観光客には、ゆっくりパンフレットやガイドブックをご覧いただける環境となります。デジタルサイネージを配置し、小樽観光のPR映像やスポット紹介も行われる予定です。
また、外貨両替機も継続して設置しますので、海外のお客様やクルーズ客船のお客様にもお役立ていただけることでしょう。
※施設オープンに合わせて運営を開始しますが、現在の運河プラザ観光案内所で日本政府観光局(JNTO)から認定された“外国人観光案内所カテゴリー2” については、令和6年4月1日から新施設に移転するよう手続予定です
売店 「ポートマルシェotarue (オタルエ)」(小樽観光協会が運営)
小樽運河やライトアップ施設など夜の散策場所の立ち寄り場所としても活用されるよう夜8時まで営業します!観光のお客様に、小樽港で夜の時間をお楽しみいただけますね。
気になる商品展開ですが、小樽や後志地域の多種多様な特産品やニーズが高い商品をはじめ、新たな商品開発も各事業者様と連携して行う予定です。地域で頑張る事業者さまと地域経済の発展に寄与してまいります!もちろん、北海道を代表する銘菓もご用意いたします。
▼主な商品構成
〇小樽・後志地域の特産品
・酒類(日本酒、ワイン、ビール、ウィスキー、ジンなど)
・菓子類
・一次産品(農産品は、本市や近隣町村の農家からの産直品のため期間や数量の限定販売)
・農水産品の加工品
・クラフト類(ガラス工芸品や地域工芸品)
〇北海道を代表する銘菓
〇クルーズ客船の乗組員や港湾事業者、近隣企業の従業員などに向けた日配品
〇ソフトクリームやドリンク類
〇ポストカードなど
ロゴマークも完成しました!
建物デザインの特徴でもある“什器の配置が斜め45度”をひし形で表現。ひし形は「ダイヤ」とも呼ばれ、什器に宝石のように魅力あるものが集まっていることを表しています。
また、ガス灯を灯台に見立て、波をイメージさせるラインとカモメを入れることで、小樽港にあるマルシェであること、そして配色は、ステンドグラスのように様々な彩りを組合せ、小樽や後志の特産品や北海道銘菓、一次産品など様々なモノが集まっていることを表現しています。
オープンまで、あとひと月!
この記事を作成したときは、外側から新しい施設の様子をうかがうのが精いっぱいでしたが、どんな施設になるのかわくわくしますね!
これからオープンまであと1ケ月。関係者一同、鋭意準備を進めております! 今月号の表紙を飾ってくれた4名の方々を始め、ポートマルシェotarue・小樽国際インフォメーションセンターのスタッフ一同、心よりお待ちしておりますので、オープンの際には是非、お越しください。