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※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
今年の2月に国の登録有形文化財に登録された「銀鱗荘(旧猪俣邸)」。
今年の7月には将棋の王位戦第3局が同所で開催、11月には竜王戦第4局も開催することが決定するなど、全国で話題となっております。
藤井聡太竜王・名人が対局した銀鱗荘はどのような場所なのかをご紹介いたします!
銀鱗荘とは??
銀鱗荘の建物は、明治33(1900)年に名望家、猪俣安之丞の邸宅として余市町に建設された鰊御殿で、昭和13(1938)年に小樽市に移築されました。
市内外に残されている一般的なニシン番屋が親方と漁夫の共同住宅であったのに対し、銀鱗荘はそれぞれの住居が完全に分離され、旧本館は親方専用の邸宅となっています。このことからも当時の繫栄が如何程であったかが窺い知れます。
現在は北海道文化財百選にも選ばれる日本唯一の宿泊可能な鰊御殿であり、2023年2月27日付で旧本館(旧猪俣家住宅)及び、グリル銀鱗荘(旧北海道水産記念館)が登録有形文化財として登録されました。
さあ、宿泊者しか入れない旧本館の魅力を見ていきましょう!
①玄関ホール上部吹抜
建設当初から変わらぬ姿を残す建築素材は、とど松、せん、たもなど厳選された高級木材が使用されています。縦横に張り巡らされる重厚な梁は圧巻そのもの!
②ロビー
銀鱗荘の年表、お土産物の他、なんと!王位戦七番勝負第3局が行われた際の直筆サイン色紙が並んでいます!
③望楼
玄関ホール横に位置する急な階段を3つ上ると、そこは…
小樽市内を一望出来る空間が広がります!北海道では珍しい桟瓦葺き入母屋造(さんかわらぶきいりもやづくり)の屋根は独特な存在感!
④大広間 ※この部屋は日帰りプランの方もご覧いただけます。
かつては網元の母屋で帳場であり、船玉祭や漁後の宴が繰り広げられていた空間といわれています。畳敷きで10畳から15畳の広さで、それぞれ当地にちなんだ「蝦夷」や「大漁」などの室名が付されていました。
宿泊だけじゃない!ランチコース+日帰り入浴セットも楽しめる♪
銀鱗荘は宿泊だけではなく、ランチと日帰り入浴(完全予約制)の利用も可能です!
小樽ならではの旬の素材をフレンチシェフが手掛けるランチと、湯冷め知らずの豊かな泉質と野趣に富んだ露天岩風呂を満喫!豪壮優美な鰊御殿、銀鱗荘自慢の平磯温泉とお食事をお愉しみいただけます。
[ご予約・ご利用時間]
前日までの完全予約制(各10名様までの利用)
※入浴時間はお食事後から14時30分まで
①11:30~15:00
②12:00~15:00
[定休日]
水・木曜日
[詳細]
▶https://www.ginrinsou.com/dayplan/
[予約先]
▶0134-54-7013 (定休日の場合は0134-54-7010まで)
▼▽グリル銀鱗荘・大浴場はこのような場所です!▽▼
①グリル銀鱗荘
様々な美術品が並ぶレストランは寺社建築様式をそのまま残した風情ある趣で、大きな梁や柱は本館の雰囲気そのもの。
柱に残された白い跡は魚網倉庫として利用されていた名残とのこと。
②大浴場
大浴場は勇壮なオリエント風の円形。露天風呂は道内から集めた銘石を配した野趣あふれる岩風呂で、眼下に見渡す海岸沿いを走るJR函館本線と石狩湾はまさに絶景!
今回は特別に新館の客室も見せていただきました♪
旧本館からビリヤード台が置かれた旧新館を経て、渡り廊下の先にあるエレベーターを使用し、目指すは5階!
辿り着いた先は特別和洋室「鶴」。目の前に広がる大パノラマは圧巻!四季折々の小樽港と街を満喫出来るだけでなく、客室には旅の疲れを癒せる温泉も併設。
そしてなんと、こちらはあの王位戦七番勝負第3局が行われた客室なのです!
通常将棋盤の貸出しは行っていないとのことですが、今回のみ特別に一局の雰囲気を体験させていただきました♪
11月10日、11日には竜王戦第4局が銀鱗荘で開催されることが決定しております。
まだ銀鱗荘のどの部屋で開催されるかは公開されておりませんが、今後の情報が楽しみですね♪(勝負めしは何かな?)
見どころいっぱいの銀鱗荘!是非非日常を体験してみてはいかがでしょうか。
料亭湯宿 銀鱗荘
[住所]小樽市桜1丁目1番地
[TEL]0134-54-7010
[駐車場]30台収容 無料(大型バスも駐車可)
公式HP / MAP