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【月刊小樽自身2022年12月号】澄んだ冬の夜空に咲く小樽雪花火

2022.11.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


冬の夜空を彩る。光と音の二重奏。
昨年の冬、市内外の多くの方を楽しませてくれた「小樽雪花火」が今年も開催されます!
今回、その気になる日程や内容等を小樽自身でご紹介!

また、小樽雪花火を企画している「小樽雪花火プロジェクト」の方にもお話をお聞きしてまいりました!
表話や裏話。いろいろなことをお聞きしましたので、ぜひご覧になってくださいね♪

小樽雪花火とは

小樽でクリスマスの時期に毎年行われていた花火大会。
市内外から多くの方が集まり、ロマンチックな風景に魅了されていましたが、その花火大会は2011年を最後に開催されなくなりました

そこで、小樽の30~40代の有志が集まって、学生の頃に見たこの光景を今度は自分たちの手で作り出したいと、冬の夜空に大輪の花を咲かせるプロジェクト「小樽雪花火プロジェクト」を2019年に開始したことが始まりです。

小樽雪花火の特徴は、花火と音楽をシンクロさせたロマンチックな演出。冬の夜空を美しく演出します。



気になる小樽雪花火の日程・開催場所は?

■開催日程
2022年12月17日(土)18時から打ち上げ
※荒天時は翌日順延

■開催場所
小樽天狗山(最上2)

■最新の情報はこちらからご覧ください
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小樽雪花火プロジェクトメンバーの髙橋さんにお話をお聞きしました!

--お忙しいところ取材にご協力いただきましてありがとうございます。
--今年も小樽雪花火が開催されますが、今年の雪花火開催に向けて意気込みをお聞かせください!

プロジェクトメンバーも回を重ねるごとに経験を積んで、年々出来ることが増えてきたと感じています。今年も過去1番良かったと言って頂けるように準備を進めています。
仕掛け花火と打ち上げ花火のバランスも考えることで、市内の遠くの方もより楽しんでいただける工夫をしていきたいと思っております。

--花火と音楽の演出が「小樽雪花火」の特徴だと思いますが、演出に当たって心掛けていること、苦労していることなどがあればお聞かせください!

曲のつなぎや緩急ある構成、多くの方に楽しんでいただける選曲などDJ的な要素があると考えています。
どのタイミングでどんな花火をあげるのかは、花火師の方が演出をしてくれていますが、単にBGMとしてではなく音楽と花火が連動するような組み立てには苦労をされていると思います。
花火の色合い・開き方・散り方も曲の雰囲気に合うプログラムとなっていますので、ご覧になる際はぜひその点にも注目していただきたいです。

--音楽の盛り上がる場所と花火の打ち上げがぴったりと合った時には本当に感動しますよね。DJ的な要素というのも納得です。
--YouTubeでは小樽雪花火のライブ配信やダイジェスト映像を配信されていて、会場に行けなかった方でも雰囲気を楽しめる工夫をされています。
私は2020年の「何度でもver.」を見て涙したのですが、映像で配信することについて思いがあればお聞かせください。

2020年の雪花火は、コロナ禍によりサプライズで打ち上げをした幻の回でした。
日本中・世界中がコロナで大変な思いをしている時だからこそ、多くの方に見ていただいて少しでも勇気づけることができたらという気持ちでした。
この時にドリカムのお二人が曲の使用を快諾してくれたことも印象的なエピソードです。
さらには、医療従事者へのエールとして青い花火を多く使ってくれた花火師さんの粋な演出もありました。

--ドリカムのお二人の快諾も、花火師さんの粋な演出も胸が熱くなりますね…(涙)

感動的な2020年の小樽雪花火はこちら!



--ずっと気になっていたのですが、小樽雪花火の花火はどこで作っているのでしょうか?

「日本一の花火のまち」と言われる秋田の大曲(大仙市)で作られています。
小樽には古くから、東北や北陸から多くのものが船で運ばれてきました。秋田からフェリーで運ばれてきた花火を小樽で打ち上げることに対しては、「現代の北前船」のような感覚を持っています。

--今年で4回目となる小樽雪花火ですが、今後の展望をお聞かせください!

まずは、毎年恒例のイベントとして継続していき、12月の雪花火、2月の雪あかりと言われるような多くの方にとっての冬の風物詩になりたいです。 また、チケットの価値を高めて助成金や協賛金に頼り過ぎない自走できるイベントを目指しています。

--この他に何か裏話があれば教えてください!

第2回の時に、小樽の街で買い物したりボランティアすると貰える仮想通貨「TAL (樽)」で花火大会のチケットを買える「トークンエコノミー」という仕組みを試行しました。 今後も自分達も楽しみながら小樽を盛り上げられる仕掛けができればと思います。

--お忙しい中、お話をお聞かせいただきありがとうございました!
12月17日の打ち上げが楽しみですね♪



小樽雪花火プロジェクトリーダーから皆様へ一言!

小樽雪花火の開催に向けて、プロジェクトリーダーを務める西條公敏さんにコメントをいただきました!

この花火は私たちが学生時代に観たマイカル小樽時代のクリスマスイブ花火をモチーフとしています。
冬のイベントという事で天気リスクが高く大変な事がたくさんありますが、イベントを開催する事で人でいっぱいになった会場を観る事を楽しみにしており、それを原動力に頑張ってまいります。
どうか温かい目で見守って頂ければ幸いです。