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【月刊小樽自身2022年5月号】新オープン!あのニトリの「西洋美術館」

2022.04.25

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。


小樽芸術村の「似鳥美術館」「ステンドグラス美術館」「旧三井銀行小樽支店」に加えて、2022年4月28日に「西洋美術館」が新たにオープンすることとなりました!

オープンに先立ち、月刊小樽自身でも少しだけ「西洋美術館」をご紹介いたします。ゴールデンウィークに訪れてみてはいかかでしょうか!



西洋美術館とは?

小樽芸術村の4館目の施設となる西洋美術館は、小樽運河のほとりに位置する旧浪華倉庫を活用した大空間の中で、欧米のステンドグラスや、アールヌーヴォー・アールデコのガラス工芸品、家具などの西洋美術品をお楽しみいただける美術館です。

4館揃った小樽芸術村のイラスト
画像の上の建物が「西洋美術館」です!



歴史的建造物を活用!

西洋美術館は、小樽市指定歴史的建造物「旧浪華倉庫」(なにわそうこ)を活用しています 。
小樽運河の完成から2年後の1925(大正14)年に完成した建物で、かつては三井物産や三菱商事とともに、三大商社として並び称された鈴木商店の事業の一つとして、小樽で開設されました。
ぜひ展示作品とあわせて、建物の外観や内観もお楽しみください!

なお、小樽芸術村の施設は4館とも、歴史的建造物を活用しているのが特徴で、このうち「旧三井銀行小樽支店」は、2022年2月に国指定重要文化財に指定されました。小樽にとっても大変喜ばしいことです!!
※参考 小樽市ホームページ



西洋美術館の内部を少しだけ「覗き見」♪

小樽芸術村の学芸員さんにお願いして、少しだけ西洋美術館の美術品を見せてもらえることになりました。(ありがとうございます!)

●アールヌーヴォー・アールデコのガラス工芸品

似鳥美術館地下1階にて展示を行っていたアール・ヌーヴォー、アール・デコの花器やランプが、西洋美術館にお引越し。
新収蔵作品も増え、さらにパワーアップした展示をお楽しみに!

●ステンドグラス「花と鳥のいる風景」1898~1900年頃 フランス

格子にカットされたガラスに色とりどりの絵付けを施し、余白にあたる部分は背後の風景を見せるクリアーなガラスで構成した、アール・ヌーヴォーの先駆的作品です。
これまで小樽芸術村で数多く展示していた、聖書の内容を題材とした教会ステンドグラスとはまた違った優美な魅力が感じられる作品です!

●アールヌーヴォー・アールデコの彫刻も展示しています!

美しい…

小樽芸術村の学芸員さんに西洋美術館の「目玉」を聞いちゃいました!

ジャック・グリュベールによるステンドグラス
《睡蓮とアイリス》 1905~1910年頃 フランス

おすすめは
ジャック・グリュベールによるステンドグラス《睡蓮とアイリス》
とのことです!
学芸員さんいわく、用いられた技法が非常に優れており、腐蝕によるグラビュール技法(風景の部分)や、重ね合わせたガラスによる表現(睡蓮の葉等)などが駆使されているとのことで、熱弁を振るってくれました!
展示室では、詳しい技法の解説コーナーも設けているとのことで要チェックですね♪



気になる情報を聞いてみました!

Q1:ゴールデンウィーク中は休館日はあるのでしょうか?
A1:ゴールデンウィーク中は無休です。

Q2:料金はどのようになるのでしょうか?
A2:料金は以下のとおりです。

◆西洋美術館単館券
一般1,500円
学生(大学生・専門学生)1,000円
高校生700円
小・中学生300円

◆4館共通券(西洋美術館、似鳥美術館、ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店)
一般2,900円
学生(大学生・専門学生)2,000円
高校生1,500円
小・中学生700円

Q3:観覧される方は、館内の撮影はNGでしょうか。
A3:写真撮影は可能ですが、動画の撮影や、フラッシュ・三脚・自撮り棒の使用は禁止です。



▼小樽芸術村「西洋美術館」
ホームページ
小樽市港町6-5
TEL : 0134-31-1033[似鳥美術館]
2022年4月28日開業