観光案内所からのお知らせ
市立小樽文学館・小樽市総合博物館本館・運河館3館による共同企画です!
伊藤整の『幽鬼の街』をもとに制作された武田佑希子さんのストーリマップ作品「『幽鬼の街』小樽を歩く」を中心に、小樽の街を『幽鬼の街』という文学作品や、地図や古写真からたどる展覧会を3館同時開催します!
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●●●伊藤整のストーリーマップでめぐる『幽鬼の街』展●●
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開催期間:8月10日(土)~10月20日(日)
会 場:市立小樽文学館・小樽総合博物館 本館・小樽総合博物館 運河館
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文学館ー原作と地図で探索する時空の迷宮(ラビリンス)・小樽
昭和12年に文芸雑誌『文藝』に発表された『幽鬼の街』
そこに描写されているのは、一見単純な、伊藤整にとっての思い出の小樽のようにも見えますが、実は作中の時間軸は、大正6年(1917)から昭和3年(1928)頃まで、10年余もの幅があります。
また、物語も決して年代順に進んで行くわけではなく、各場面は空間の微妙な歪みをはらみながら時間を行きつ戻りつします。ねじれた時空間の迷宮の中で〈幽鬼〉は随所に出現し、主人公〈伊藤ひとし〉の心を責めさいなみます。
本展では、『幽鬼の街』の草稿や初出雑誌・初版本の展示と同時に、作品内の描写を、ストーリーマップや当時の古写真、そして『幽鬼の街』成立に至るまでの伊藤整の創作活動の軌跡と共にご紹介し、彼の〈内面の小樽〉に迫ります。
〈小説〉という名の時空の裂け目から、あなたの知らないもう一つの小樽に迷い込んでみませんか?
【関連事業】
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◍座談会「今、幽鬼の街に歩み入る時ー世代を超えた共同アプローチ」
日時:2024年9月22日(日) 16:30~18:30
会場:市立小樽文学館展示室
講師:亀井 志乃氏(市立小樽文学館館長)
料金:入館料のみ
定員:50名
申込:要予約
電話受付:0134-32-2388
内容:『幽鬼の街』に描かれた小樽の街をもとに、小樽の歴史な魅力について考えます。
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◍文学散歩「令和にさ迷おう!『幽鬼の街』」
日時:2024年10月6日(日) 14:00~16:00
集合場所:市立小樽文学館1F研修室
ナビゲーター:内山景一朗氏(伊藤整研究者、元伊藤整文学賞の会運営委員)
料金:無料
定員:先着30名
申込:要予約
電話受付:0134-32-2388
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本館ー幽鬼の街・小樽とその時代を歩く
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「幽鬼の街」(昭和12年)に掲載された伊藤整による手書きの地図「小樽市街中央部」と
武田佑希子氏が2023年に発表した幽鬼の街に関するストーリーマップをもとに、小説で描かれた場所を、当時の写真や関連する資料とあわせて紹介します。文学作品を理解するツールとして、近年重要な役割を持ち始めている地理情報シルテム(GIL)を通して、文学と地図を組み合わせることの面白さをぜひ体感してください。新たな博物館展示のありかたにふふれつつ、小説の世界をお楽しみいただければ幸いです。
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・ストーリーマップ~地図と文章・画像・動画などを組み合わせることによって、ストーリー性を持った地図を作成することができる、ESRI社が提供するアプリケーション。
・地理情報シルテム(GIL)~地球上の様々な地物や事象をコンピューター上で地図化し、情報の関係性や傾向をわかりやすく可視化することができるシステム。
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運河館ー小樽の今昔風景
・明治期に造られた町並みが残る小樽。街を散策すると、小説の舞台となった大正から昭和初期にかけての面影もみつけることができます。
本展では、各時代の写真を見比べながら小樽の町並みの返還を紹介します。写真と地図を手掛かりに、幽鬼の街を歩いてみてはいかがでしょうか。
【関連事業】
◍博物館ゼミナール小樽学「よむ・めぐる・つながる―地図で見つめる小樽の歴史と文学」
日時:2024年8月17日(土)・24日(土)・31日(土) 13:30~15:00
会場:小樽市総合博物館本館2階研修室
料金:入館料のみ
申込:不要・直接お越し下さい。
内容:地図や街歩きの視点から、歴史や文学にまつわる「小樽の魅力」について考えます。
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◍ミュージアムラウンジ「思い出の街・地図化する」
日時:2024年10月5日(土) 14:00~15:00
会場:小樽市総合博物館本館2階研修室
講師:蟬塚 咲衣氏(小樽市総合博物館学芸員)
料金:入館料のみ
申込:不要・直接お越し下さい。(※見学も大歓迎)
内容:「小樽の街並みを写した画像」を参加者で持ち寄り、1つのデジタルマップを作成します。撮影時期は問いません。二次元バーコードを読み取ることができるスマートフォンに写真を入れてご持参ください。作成したマップは、後日博物館での展示を予定いています。
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市立小樽文学館
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小樽総合博物館 本館
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小樽総合博物館 運河館
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・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その1
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