観光案内所からのお知らせ

市立小樽文学館…企画展『生誕121年小栗虫太郎展 』&『生誕100年中井英夫・中城ふみ子展』(12/3~1/29)

2022.12.01

市立小樽文学館で2022年12月3日(土)から開催される企画展

『生誕121年 小栗虫太郎展』&生誕100年 中井英夫・中城ふみ子展』

をご紹介します。

作家・ 小栗虫太郎と作家・中井英夫、歌人・中城ふみ子

を紹介する書籍や雑誌を展示します。

●企画展

『生誕121年 小栗虫太郎展』&生誕100年 中井英夫・中城ふみ子展』

・会 期:2022年12月3日(土)~2023年1月29日(日)

・休館日:毎週月曜日(1月9日を除く)、

     12月29日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)、1月11日(水)

・会 場:市立小樽文学館展示室

・入館料:一般300円、高校生・小樽市在住70才以上150円、中学生以下無料

◎ 生誕121年 小栗虫太郎展

詳細は、生誕121年小栗虫太郎展のページをご覧ください。

小栗虫太郎は明治34(1901)年、東京神田の酒問屋の家に生まれました。

本名・栄次郎。

昭和8年「完全犯罪」で探偵小説家としてデビュー。

昭和9年、大作「黒死館殺人事件」を『新青年』に連載。

江戸川乱歩をして「世界の探偵文学史上に、あらゆる流派を超越した

一つの地位を要求できるであろう」とまで絶賛されました。

現在でも夢野久作「ドグラ・マグラ」、中井英夫「虚無への供物」とともに

三大奇書として畏怖される存在です。

他にも「白蟻」「オフエリヤ殺し」「紅殻駱駝の秘密」「魔童子」「二十世紀鉄仮面」など、

多彩な作品で独自の文学世界を築いてきました。

昨年、小栗が戦時中に連載していた新聞小説「亜細亜の旗」が発見され、

これまでとは違った相貌も確認されました。

小栗虫太郎生誕121年目、虫太郎親族、成蹊大学、研究者の協力により、

複製資料や作品掲載雑誌類、初版本、『新青年』その他などで、

日本探偵小説史上にひときわ異彩を放つ作家・小栗虫太郎の世界を紹介します。

小栗虫太郎展チラシ[PDF:46MB]

◎ 生誕100年 中井英夫・中城ふみ子展

詳細は、生誕100年中井英夫・中城ふみ子展のページをご覧ください。

ともに1922年生まれの中井英夫と中城ふみ子。

中城ふみ子は池田亀鑑に中世文学を学び、結婚・出産・離婚や多くの恋を経験し、

岡本かの子に憧れ、自身の感性を貫き短歌を詠みました。

『短歌研究』1953年12月号で募集された第一回五十首詠で特選に選ばれたことにより

大きな注目を集めます。
そこには『短歌研究』の編集者・中井英夫の存在がありました。

応募作の中から中城の歌に目を止めた中井は、

病床の中城と手紙を交わし歌集出版に向けて突き進みます。

中城の第一歌集『乳房喪失』は1954年7月に作品社より刊行されました。

中井は編集者として活躍した後、執筆に専念。

1964年に塔晶夫の筆名で小説『虚無への供物』を刊行します。

その後も華麗な文体で幻想的な詩・小説・随筆を発表しました。

生誕100年の節目に、歌人の中城ふみ子と編集者・作家・詩人の中井英夫を取り上げ、

キーワードから2人の作品世界を辿る展覧会を開催します。

中井英夫・中城ふみ子展チラシ表[PDF:687KB]
中井英夫・中城ふみ子展チラシ裏[PDF:10.8MB]

◆ 関連イベント ◆

ギャラリートーク「小栗虫太郎、中井英夫、中城ふみ子~本をめぐるあれこれ」

・日 時:2022年12月14日(水)16:00~17:00

・場 所:市立小樽文学館展示室 

     ※要入館料

・話し手:本多正一氏、竹上晶氏、沢田安史氏

・申込み:不要

朗読会「中井英夫『火星植物園』ほか」

・日 時:2023年1月22日(日)14:00 ~ 15:00

・場 所:市立小樽文学館1階研修室

・聴講料:無料

・朗 読:小樽朗読友の会

・申込み:市立小樽文学館 (電話:0134-32-2388)にお申込みください。

・定 員:50名(申込順)

市立小樽文学館

小樽市色内1丁目9番5号 (日本銀行旧小樽支店金融資料館向かい)

・電話:0134-32-2388

・開館時間:9:30 ~17:00(入館16:30まで)

市立小樽文学館の情報

・小樽文學舎ホームページ

・小樽文学館 口口 西日珈琲 口口

・小樽文学館Twitter公式アカウント
 オタブン(市立小樽文学館)
【休館日のお知らせ】
2022年11月28日(月)〜12月2日(金)は
月曜休館日、展示替え休館日です。
カフェコーナー、古本コーナーもお休みです。

月間イベント情報  ​ 12月のイベント・おすすめ情報

  ブログと一緒に facebook「OtaruStyle」も是非ごらんください。

・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その1
・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その2
・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その3

スタッフM