観光案内所からのお知らせ
江戸時代から商業として成り立っていた貸本は、
明治以降には学生や知識人層にも利用され、
戦前期まで新刊書・古書・貸本を行う店や書店が一般的でした。
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戦後、貸本専門店が全国的に急増し、とくに貸本漫画市場の成長は、
手塚治虫や水木しげるなどの作家を輩出させた一方、
貸本専用の気楽な娯楽に徹した「貸本小説」も多数出版されました。
利用者層も年齢。職業など大きく幅を広げ、庶民の大切な場所になりました。
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しかし、1950年代後半から新刊市場の再建や価格低下、図書館の普及などにより、
貸本の需要は下落し、貸本小説や貸本漫画、そして貸本屋も姿を消していきました。
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本展では、大衆小説研究家・末永昭二氏の監修のもと、資本屋が果たした役割や
忘れられたエンターテイメント「貸本小説」の魅力を再認識し、
北海道・小樽の貸本屋の歴史・実態も迫っていきます。
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●●●貸本小説と貸本屋の世界展●●●
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開催期間:10月26日(日)~2025年1月5日(日)
開館時間:9:30~17:00
会場:市立小樽文学館・展示室
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【記念講演会】…『貸本小説はどこからきてどこへ消えたのか』末永 昭二氏
開催日時:11月16日(土) 16:30~18:30
会場:市立小樽文学館・展示室
料金:入館料のみ
定員:50名様
申込み:要予約
TEL:0134-32-238
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昭和20年年代末に突然勃興してわずか数年で消えてしまった
「貸本向け小説」というジャンルが、出版史からなぜ抜け落ちてしまったのかを考えます。消えてしまったかのように見えるジャンルですが、
のちに大衆文学界や映画界などに大きな影響を残していることも明らかにします。
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つげ義春氏は、50年以上にわたり調布市に居を構え、数々の名作を世に送り出しているマンガ家であり随筆家です。貸本マンガ家時代を経て1965年から、マンガ史上大きな足跡を残した「月刊漫画ガロ」を中心に広く活躍しました。代表作「ねじ式」「紅の花」「無能の人」のほか、エッセイ『つげ義春日記』『貧困旅行記』など、その独特の作品世界とリアリズムを追及した精密な絵は幅広い分野から高く評価され、国際的にも注目を浴びています。
本展では、作品に描かれた調布の風景や家族とのくらし、映画化された作品などを複製原画と写真を中心に紹介します。
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●●●マンガ家・つげ義春と調布」展●●●
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開催期間:10月26日(日)~2025年1月5日(日)
開館時間:9:30~17:00
会場:市立小樽文学館・展示室
◇展覧会公式アイテムを会場にて販売します。
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■市立小樽文学館
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日(11/4を除く)11/5(火).6(水).26(火).12/29(日)~1/3(金)
入館料:一般300円・高校生・市内70歳以上150円・障がい者・中学生以下無料
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・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その1
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