観光案内所からのお知らせ
市立小樽美術館の企画展
Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽> 谷口能隆写真展
当初予定は5月17日(日)迄でしたが、
7月12日(日)まで会期が延長になりました。
・
■ 企画展 Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽> 谷口能隆写真展
・会 期:2020年3月21日(土)~7月12日(日)
※会期延長になりました。
・会 場:市立小樽美術館2階
・観覧料:一般 300円
高校生 ・小樽市在住の70歳以上の方150円
中学生以下 無料
※その他 1.2.3F共通券 文学館との共通券や
20名以上の団体料金もあります。
・休 館:月曜日
・
■パンフレットより抜粋
「Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽>
小樽は坂の町であり、その多くの坂道には名前が付けられている。
かつて北海道発展の拠点となった手宮地区に「十間坂」と呼ばれる
急勾配の坂道がある。
・
この坂道は、その名のとおり、十間ほどの広い道幅(約18m)を持ち
手宮中心部の商店街の延長上にあり、地元では「荒巻山」と呼ばれる
石山の頂上に向かって延びている。
・
しかしながら、この坂道は、頂上付近で途切れてしまい、
ピークとなる岩場はV字型に切り通され、行き止まりとなる。
その先の眼下には、小樽の中心街が広がっている。
・
正にこの不可思議な光景が、この歴史深い手宮地区の生活・
文化を保ち続けてきた痕跡なのである。
・
かつて、この十間坂は、明治時代以降、小樽中心街と手宮地区を結ぶ
道路計画が幾度となく検討された。しかしながら、そのたびに
手宮地区の衰退を危惧する地元商店街や住民の反対により、
計画は断念されてきた歴史がある。
・
結果として、この十間坂のふもとに広がる手宮地区は、
小樽の歴史の始まりであり遊郭もあった当時の面影を残し、
もち屋や銭湯、庶民的な商店街などが未だひっそりとたたずみ、
昔ながらのコミュニティーを保ち続けてきた。
・
しかしながら、こうした歴史・文化を育んできた手宮地区も、
近年、住民の高齢化や世代交代による商店の廃業、
持ち主不在の廃屋や建物の倒壊が加速化する一方、
道外資本ホテル建設が現れるなど、新たな機運が見受けられる。
・
自分は、こうした坂の現実や過去からの痕跡を探り、
その撮影を通して、十間坂の行く末を見守っていきたい。
(谷口 能隆)
・
プロフィール
・
・・
月間イベント情報 ⇒ 6月のイベント・おすすめ情報
★ ブログと一緒にfacebook「OtaruStyle」 も是非ごらんください。
・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その1
・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その2
・旧ブログ 「小樽観光案内所スタッフブログ」その3
・
スタッフM