観光案内所からのお知らせ

小樽市総合博物館本館…アイアンホース号新客車「一等客車」初お披露目(10/30)

2021.11.09

2021年10月30日(土)小樽市総合博物館本館で

「小樽市の文化財を活かした鉄道歴史体感プログラム」における

アイアンホース号の新客車「一等客車」のお披露目が行われました。

完成した「一等客車」は、小さな車両ですが、しづかホールに展示してある

「い1号」という一等客車がモデルになっております。

◇ 歴史体感プログラム「アイアンホース号新客車『一等客車』初お披露目」 ◇

1.開会 

小樽市総合博物館 館長 石川直章様よりご挨拶

2.新客車「一等客車」が機関車庫三号から出庫し、転車台へ移動

 機関車庫三号から出庫した際には、デッキに迫市長が制服を着て

 旗振り役をされました。

3.新客車「一等客車」の転車台での回転

 転車台普段は自動ですが、今回は明治時代に合わせ手で回しました。

4.新客車「一等客車」を転車台から移動

5.アイアンホース号が中央駅から後進し、新客車「一等客車」との連結

連結しました。

6.アイアンホース号が新客車「一等客車」を牽引し、中央駅へ移動

7.小樽市長 迫俊哉様よりご挨拶

「今回、制服を着て参加というユニークな演出、気恥ずかしさもありましたが、

嬉しいです。

この度、「一等客車」お披露目会にご参加いただき感謝申し上げます。

幌内鉄道は石炭を輸送する為に整備されたものです。

鉄道による石炭の輸送により、北海道と小樽の経済は支えられました。

そして、日本の近代化も推し進められました。

今、私たちは文化庁の日本遺産に取り組んでおります。

北の産業革命の鉄道は原動力にもなりましたし、

今、小樽が取り組んでいる「北海道の『心臓』と呼ばれた町・小樽」の

太い血管の役割をはたしてきております。

今、現存している小樽の鉄道施設と車両は国の重要文化財に指定、

私たちにとりましても大切な文化遺産であり観光資源にもなっています。

これまでアイアンホース号が牽いていた客車は

明治時代の客車の仕様にそったものではありませんでした。

それを改良するために文化庁の

LivingHistory(生きた歴史体感プログラム)という

補助メニューを活用させていただいて、この度採択されました。

今、お披露目させていただいた「一等客車」につきましては

明治25年この手宮で製造されました「い1号」という

一等客車がモデルになっております。

この後、この「一等客車」に加えまして「三等客車」「石炭貨車」を整備し、

明治期に走っていた貨客混合車両の雰囲気を復元します。

来年は幌内鉄道が全線開通して140周年を迎えます。

その記念すべき年にこの車両が整備されます事によって

また多くの皆様に喜んでいただけるのではないかと

期待をしているところです。

文化庁の補助金に加えましてこの車両の整備にあたりまして

多くの皆さんの寄付金もあてさせていただく事になっております。

多くの皆様からいただきましたご寄付に感謝申し上げます。」

8.テープカット

 ・小樽市長 迫 俊哉 様

 ・小樽市議会議長 鈴木 喜明 様

 ・小樽商工会議所会頭 山本 秀明 様

 ・一般社団法人 小樽観光協会会長 西條 文雪 様

 ・小樽市総合博物館友の会会長 駒木 定正 様

(左から西條文雪様、鈴木喜明様、小樽市長迫俊哉様、山本秀明様、駒木定正様)

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9.閉会

10.新客車「一等客車」の内部公開

◎一等客車の整備の様子のタイムラプス動画は、Youtubeで紹介しています。

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しづかホール

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため

 しづか号・い1号の内部に入ることはできません。

「一等客車・い1号」

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◎令和3年度Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業

小樽の文化財を活かした鉄道歴史体感プログラム

● Living History

文化庁は、文化財に新たな付加価値を付与し、より魅力的なものとする取り組み

Living History(生きた歴史体感プログラム)を支援する文化資源活用補助制度を実施している。

小樽市はその補助金を受け、小樽市総合博物館本館の蒸気機関車アイアンホース号の

客車を明治期の貨客混合列車に整備することで、

国指定重要文化財「旧手宮鉄道施設」を活用した動態展示に付加価値を付与し、

より魅力的な取り組みを実施する。

● 小樽の文化財を活かした鉄道歴史体感プログラム

小樽の国指定重要文化財「旧手宮鉄道施設」の転車台や機関車庫三号を活用し、

北海道における明治期の鉄道歴史を体験できるプログラムを実施する。

令和4年度は、明治期の列車運行形態でもある貨客混合列車を模して、

アイアンホース号が三等客車、一等客車、石炭貨車を牽引して運行する

プログラムを実施する。

▲貨客混合列車は三等客車、一等客車、石炭貨車のイメージ


▲貨客混合列車の中核となる「一等客車」は、小樽市総合博物館本館の

しづかホールで常設展示されている一等客車「い1号」(明治25年小樽で製作)

を模して整備した。採光のための腰屋根が特徴である。

片側にはデッキを設けました。

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小樽市総合博物館 本館

小樽市手宮1丁目3番6号  電話:0134-33-2523

・営業時間:9:30 ~ 17:00

・入館料 (2021年11月4日(木)から冬期料金)

 一般 300円

 高校生 / 小樽市在住の70歳以上の方が150円

 中学生以下は無料

・休館日 :毎週火曜日 (祝日の場合は翌日) 年末年始 ( 12/29 ~ 1/3 )

      ※上記以外に臨時休館する場合があります。

◎総合博物館Facebookページ(外部サイト)

●お知らせ

2021年11月4日(木)から冬期開館になり屋外施設の公開も終了

手宮口も冬期間は閉鎖します。

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