project
※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
小樽では数多くの歴史的建造物が今もなお活用されており、小樽独特な景観を生み出しています。
大正1(1912)年に建築された旧寿原邸も歴史的建造物の一つで、令和2年から「NPO法人小樽民家再生プロジェクト」が保全事業と活用事業を受託し、様々な取り組みを行っております。
今回はそんな旧寿原邸の愉しみ方などをご紹介します!
旧寿原邸の内部や歴史などはこちらの記事でご紹介しています。
【月刊小樽自身2022年6月号】豪商と同じ景色をあなたも見れる[公開中!]旧寿原邸
旧寿原邸ではどんなことができるの?
旧寿原邸でどのようなことができるのか一部をご紹介いたします!
(既に終了しているものや定員に達しているものもありますので、ご注意ください。)
旧寿原邸の一般開放
4/29~10/9の土日祝日(10:30~16:00)に旧寿原邸を一般開放しております。
写真撮影もOKですので、歴史ある建物を思う存分に堪能してください。
建物内のスペースレンタル
4/29~10/9の土日祝日で、催事が無い場合、旧寿原邸をレンタルスペースとして使うことができます。(町内会合、写真撮影、勉強会、手芸サークルなど)
時間:10:30~16:00(搬入・搬出時間別)
レンタル料:1日5,000円(1時間~5時間半)
もったいない市(骨董市)
毎年恒例となっているもったいない市。(6/24~6/25の日程で開催し終了しております。)
古道具・古家具・懐かしの雑貨にレトロな雑誌や書籍などのお宝がたくさん並びます。
旧寿原邸から、リサイクル、リユース、リペアなど様々な「再生」の推進をしております。
様々な講座・体験も開催
小樽の歴史講座やまち文化講座など小樽のことを学べる講座や、手ぬぐい染め・着物着付け・琵琶の生演奏・ふろしき術など、和文化を楽しめるイベントも開催されています。
旧寿原邸ショップ「小豆」
絵葉書、軟石造型、小樽切子硝子、オリジナル革小物など様々な商品を取り扱っているショップがあります。
旧寿原邸オリジナル商品もありますので、ぜひお立ち寄りの際は見てみてください。
※売店の売上の一部は、旧寿原邸の維持管理に使われます。(一般開放日のみ営業)
旧寿原邸での小樽潮まつり花火大会鑑賞
今年度、1階部分の庭園の木の選定や除草作業等を行い、庭園が蘇りました。
その庭園で潮まつりの花火大会を鑑賞できるという取り組みも旧寿原邸で行っております。(定員に達したため現在は募集しておりません)
この他にも、旧寿原邸を活用したイベントはまだまだあります!
残り2か月ちょっととなりましたが、下記のイベント表をチェックして、ぜひ行ってみてくださいね♪
※予約が必要なものもございます。詳しくはこちらからご確認ください。
旧寿原邸の活用について想いを聞いてみました
今回取材にご協力いただいた小樽民家再生プロジェクトの川嶋さんにお話を伺いました!
--旧寿原邸では様々な取り組みを行っていますね。
(川嶋さん)
旧寿原邸は小樽でも数少ない貴重な建物であり小樽市民の宝ですから、保全をしつつ、活用していきたいと思っています。
その甲斐もありまして、令和5年はこれまでに1500人以上の方々が旧寿原邸に来られております。
--1,500人以上もいらっしゃっているんですね。どのような方がいらっしゃってるのでしょうか。
(川嶋さん)
小樽市民だけではなく全国からも訪れておりますが、特に多いのは札幌の方です。和装で来られる方も多くいて、小樽の街並みを着物で歩くとわくわくすると仰ってました。
話を聞いて、小樽は和文化が似合う街だと再認識し、将来性を感じております。旧寿原邸から和文化を発信していきたいですね。
--わくわくするという気持ち分かる気がします。
--先ほど見させていただきましたが、庭園が綺麗になりましたね。
(川嶋さん)
ありがとうございます。
今年から3か年計画で庭園の整備を行う予定です。今年は1階部分、来年・再来年で2~3階部分を整備する予定となっています。
今年はたくさんのボランティアの方が来てくださったので、とても助かりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
--たくさんの方々の御協力、本当に有難いですね。
--そんな旧寿原邸の庭園から見る花火大会は格別だと思います。
(川嶋さん)
そうですね。大分綺麗になり見晴らしも良くなりましたので、良い感じに花火を見ることができると思います。切り株を残しイスにしていますので、座って鑑賞していただきたいです。
来年以降、2階、3階部分の庭園を整備する予定ですが、豪商の家だっただけあってポテンシャルを秘めておりますので、何とか整備・活用していきたいと考えております。
--改めて旧寿原邸を見させていただきましたが、外も中もすごく魅力的な建物ですよね。整備後が楽しみです。
--最後に一言お願いします!
(川嶋さん)
私達もこの建物を管理させてもらっている中で、色々と学ばせてもらっています。市内外の方の交流の場だったり、和文化推進の拠点だったり、活用方法を見出していきたい。
小樽は古民家が多く、磨けば光る宝物が多いので、市民や観光客の皆様のご支援のもと、これからもこの宝物を守っていけるよう活動していきたいと思っております。
--川嶋さんお忙しい中、ありがとうございました!
NPO法人小樽民家再生プロジェクトの取組はこちらから
ホームページ
旧寿原邸をVRで見たい方はこちらから
案内VR映像 (提供:小樽観光協会)