おたるからのお知らせ

逓信・郵政建築展ー源流と発展ー

2022.08.08

昭和27(1952)年竣工で今年70周年を迎える小樽文学館・美術館(旧小樽地方貯金局)は、戦後の混乱期を経て逓信・郵政建築の復興を実現した歴史的建築です。
戦前の逓信省営繕課、その後裔であり昭和24(1949)年の2省分離後の郵政省建築部は、日本の公共建築を牽引してきました。吉田鉄郎、山田守、そして小樽地方貯金局設計者、小坂秀雄らが代表的建築家です。
彼らがめざした近代建築は合理主義・機能主義・そして世界で通用する国際主義を共通の理念としていました。後年にはその発展形として、日本の伝統的建築を昇華した「庇の建築」が生み出されます。この小樽地方貯金局、そして小樽郵便局庁舎を含め、全国の代表的逓信・郵政建築の歴史的意義をふり返り、建築家たちが追及した「公共の場のかたち」について考えます。
本展は、小樽市市制100周年と旧小樽地方貯金局70年を記念した特別展です。
 
8月6日(土)~10月2日(日)
会場:市立小樽文学館
開館時間  9:30~17:00  
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日(土・日の場合は休まず振替)
TEL:0134-32-2388