おたるからのお知らせ

藤田南洋日記展

2024.03.19

明治四十年の末、親友高田紅果とともに石川啄木のもとを何度も訪ね、その人と文芸と哲学に引き付けられた。生涯ただ一人の師、啄木を偲びながら、新しい文学を乱読し、創作を試み、投稿を繰り返し、入選のしらせに躍り上がった。雑誌に載せるために初めて撮った写真写りにガッカリし、安い給料に不平を連ね、ともに文学を志す友に対抗心を燃やした。
その少年、藤田南洋(武治)明治四十一年の日記が初めて公開される。明治・小樽の文学少年がどんな夢を見、本を読み、生活に苦しみまた楽しみを見つけたか、その一端を偲んでほしい。
 
会  期:2024年3月16日(土)~4月14日(日)
開  場:市立小樽文学館フリースペース(観覧無料)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:月曜日、3月21日(木)