観光協会からのお知らせ
今年で60周年という大きな節目を迎える「おたる潮(うしお)まつり」。小樽の街が1年で最も熱く、活気に包まれる3日間が今年もいよいよ近づいてきました。 歴史を紡いできた先人たちへの感謝、そして新スポットの誕生に沸く港の今。まつりを目前に控え、それぞれの場所で準備に奔走する人たちの胸には、どのような想いが宿っているのでしょうか。
今回は、まつりの顔として街を駆け巡る「潮(小樽)コンシェルジュ」、そして魂の響きを轟かせる「おたる潮太鼓保存会」の皆さんのリアルな声をお届けします。
※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
【目次】
▸潮(小樽)コンシェルジュ|市内を駆け巡るPRキャラバン
▸潮(小樽)コンシェルジュ|熱を帯びる踊り練習、その舞台裏
▸おたる潮太鼓保存会|思いを音に乗せて
▸おたる潮太鼓保存会|「答えはない」魂を揺さぶる指導の現場
▸おたる潮まつり会場|新スポットができて初めての潮
潮(小樽)コンシェルジュ|市内を駆け巡るPRキャラバン

まつりの顔として、まずは街の人たちに元気を届けることから。2026小樽コンシェルジュの平山あずささん(写真左)と笠井真実さん(写真右)は、本番を前に市内のPR活動(キャラバン)へと出発しました。
今回取材したのは、その第一弾。7月5日(日)13:00の小樽七夕まつり会場を皮切りに、JR小樽駅前、都通り商店街、堺町、新南樽市場、そして夕方のイオン小樽店まで、市内全7カ所をノンストップで駆け巡る超過密スケジュールです。それぞれの会場で、市民や観光客に笑顔でまつりを呼びかけるお二人の姿が非常に印象的でした。



コンシェルジュの熱い夏は、まだまだ始まったばかり。このあとも、ルートを変えて行う第二弾の市内PRや、お隣の札幌へと飛び出す「札幌キャラバン」など、本番直前まで街から街へと駆け抜けていく予定です。
―― お二人にとって、これまでの「おたる潮まつり」の一番の思い出は何ですか?
笠井さん:「小樽ではいろいろなお祭りがありますが、潮まつりはとにかく規模が大きくて、たくさんのお店が並びます。昔、いろんな食べ物を友人と一緒に食べたことが、すごく楽しい思い出として残っています」
平山さん:「私は、市内外から本当にたくさんの来場者が集まるお祭りという印象を持っています。特に『潮ねりこみ』や『潮ふれこみ』のときの見学者の多さは、どこを見渡しても圧巻だなと圧倒されていました。いつもは見学者のひとりでしたが、今回は先頭で踊る立場になります。この大切な任務をしっかり全うして、小樽を盛り上げたいです」
潮(小樽)コンシェルジュ|熱を帯びる踊り練習、その舞台裏

過密な各会場でのPR活動をこなす傍ら、市民会館では本番に向けた踊りの猛練習が続いています。華やかな笑顔の裏にある、真剣な眼差しに迫りました。
―― 今年は記念すべき第60回という大きな節目ですが、今の心境を教えてください。
笠井さん:「小樽出身、小樽育ちなのですが、60回目という大きな節目をコンシェルジュとして体験させてもらうのは、本当に夢のようです」
平山さん:「関係者の方々の熱意や期待をものすごく肌で感じています。本番が終わるまでは緊張は抜けないと思いますが、来ていただいた方々に楽しんでもらうことを一番に考えたいです。自分も楽しみながら、まつりが終わった後に皆さんに『楽しかったね』と言ってもらえるように頑張りたいです」
―― 実際に踊りの練習を始めてみて、難しかったところや意識しているポイントはありますか?
笠井さん・平山さん:「指先の意識や、足の振りがポイントです。踊りの動き一つ一つに背景や意味があるので、そこをしっかり意識して踊っています。本番ではぜひ私たちの指先や足元に注目して見ていただきたいですね」

▮潮(小樽)コンシェルジュ
▸Facebook
▸Instagram
▸X
おたる潮太鼓保存会|思いを音に乗せて

おたる潮まつりに欠かせない、勇壮で地響きのような響きを轟かせるおたる潮太鼓。昭和42年、第1回おたる潮まつり開催を契機に結成された「おたる潮太鼓保存会」は、現在、親潮隊(40名)、ハマナス隊(14名)、若潮隊(約100名)という幅広い世代、総勢150名を超えるメンバーで構成されています。
―― 今日まで脈々と受け継がれてきた中で、一番大切にしている精神は何でしょうか。
メンバーにお話を伺うと、「過去に潮まつりの伝統を守ってきていただいた先人に感謝をすること。(80歳副会長)」「潮太鼓の響きやリズムで、観客の心を揺さぶる打演を常に心掛けています(30代女性)」といった、熱い答えが返ってきました。そして、全会員が口を揃えて笑顔で教えてくれたのが、「先輩を敬い、話をよく聞いて、そしてお酒をたくさん飲むこと!」という、家族のように深い絆を表す言葉でした。
ここで、保存会の皆さんが「潮太鼓の三大“へん”なところ」を教えてくれました。
① 楽譜が存在しない
「最初の決まった打演と、最後の揃え打ちは全員で合わせますが、それ以外は楽譜がありません。打ち手がそれぞれの発想で、小樽の前に広がる日本海の春夏秋冬、穏やかな海や波の高い荒れた海を太鼓で表現しているんです」
② 主役が後ろを向いている
「一般的な和太鼓は観客に対して正面や横を向きますが、潮太鼓の回し打ちは、観客に打ち手が背中(おケツ)を見せる後ろ向きで大太鼓を打ちます。身体を大きく見せ、勇壮さを表現するためです」
③ 半纏(はんてん)が「赤」
「日本海を表現しているのに、なぜか半纏はブルー系ではなく赤いんです。第1回の写真では浴衣の裾を捲し上げて叩いていましたが、いつからか赤になりました。太鼓団体で赤は珍しいと思います」

おたる潮太鼓保存会|「答えはない」魂を揺さぶる指導の現場

ハマナス隊を指導するのは、40歳から太鼓を始めた25年のベテラン。小さい頃から潮まつりを見て、聴いて育ったこの男性は、30代のときには体調を崩されていた時期もありましたが、「どうしても潮太鼓がやりたい」という一心で一念発起。スタートが遅かった分、人の何倍も練習し、仕事を変えてまで太鼓に熱中してきた経歴の持ち主です。

また、メンバーの中には、子どもの頃に「若潮隊」に入ってから太鼓を叩き続け、ご自身の家族を持った今もなお、「親潮隊」として叩き続ける、生粋の潮太鼓っ子の女性の姿も。世代を超えてバトンが繋がっていく保存会の縮図が、そこにはありました。

―― 普段の指導で、最も大切にされているポイントはどこですか?
指導者の男性:「その子の個性を出してもらいたいんです。太鼓の打ち方に『答え』はありません。その子が潮(海)をどう思っているかによって、音や個性は変わる。だからリズムを合わせなさい、なんてことは言いません。楽譜もないですから。その子が太鼓の音に、自分の思いをどれだけ乗せて叩けるか。それを引き出してあげるのが自分の仕事だと思っています」
子どもたちに 「太鼓は楽しい?練習は大変じゃない?」と聞くと、声を揃えて「練習は大変だけど楽しいです!」と元気な笑顔が返ってきます。夜19時半になると「塾があるので!」と、サッと切り上げて帰宅する女の子の姿もあり、現代の子どもたちらしい一面も垣間見えます。
指導者の男性:「無理にコミュニケーションを取ろうとはしていません。60代の自分ができて、14、15歳の子ができないわけがないですから。子どもたちは孫みたいな存在で、みんな本当に素直。太鼓のことはよく言うことを聞きますが、太鼓以外は言うことを聞きません(笑)。ただ、子どもたちに言う以上は自分が出来なければダメ。おかげさまで、毎年自分自身も進化させてもらっています。大人も子どもも、みんな『この舞台を成功させたい』という同じ目標に向かってやっている。誰が欠けても困るんです。まあ、本番は俺ら大人よりも、子どもたちの格好良い姿を見てほしいですね」
―― 今年の潮まつりに向けて、メッセージをお願いします。
生粋の潮太鼓っ子:「私たちは毎年、いつでも全力で太鼓を叩いています。だから『今年は60周年だから特別に』ということはありません。いつも通りの、全力を尽くした魂の音を聴きに来てください」

おたる潮まつり会場|新スポットができて初めての潮
今年のおたる潮まつりは、周辺の景観が新しくなってから迎える初めての開催となります。最後に、花火大会をよりスムーズに楽しむための会場周辺情報と、気になる観覧方法の最新受付状況をまとめてご紹介します。
1. 新たな会場「おたるポートスクエア」

今年オープンしたばかりの「おたるポートスクエア」は、まさに今年のおたる潮まつり会場の新しい顔。お祭りの熱気をそのままに、新しくなったウォーターフロントの魅力を体感できる中心拠点として賑わいを見せます。
▮おたるポートスクエア
▸ホームページ
2. 海上から花火を堪能!観光船・屋形船の観覧情報

船上から大迫力の花火を見上げる特別な観覧プラン。現在の受付状況は以下の通りです。(2026/7/9現在)
・観光船ターミナル「観光船あおばと」:大変好評につき【受付終了】となりました。
・「屋形船かいよう」:大変好評につき【受付終了】となりました。
詳細は、【小樽観光振興公社 公式サイト】 をご確認ください。
3. 「有料観覧エリア」&「特別観覧席」の特徴とチケット購入方法

じっくりと大迫力の花火を楽しみたい方のために、会場内には2つの特別な観覧エリアが用意されています。今年は従来の「有料観覧エリア」に加え、新たにゆったり座れる「特別観覧席」が登場しました。それぞれの特徴に合わせて、お好みのスタイルを選べます。
① 有料観覧エリア(自由席・スペース貸し)【受付中】(2026/7/9現在)
特徴: エリア内は自由席となっており、レジャーシートや折りたたみイスなどを各自で持ち込んで観覧するスタイルです。自分の好きなスタイルで広々と花火を楽しみたい方におすすめです。
② 特別観覧席(自由席・スペース貸し) ★今年の新スポット!【受付終了】
特徴: 今年から新たに小樽港観光船ターミナルが特別観覧席として、限定50名に開放されます。他より少し高い位置から、普段とは違った花火の景色をお楽しみいただけます。サントリー社提供の飲み放題が付くほか、場所取りの心配がなく、手ぶらで訪れても最初から最後までゆったりと座ったまま、最高のロケーションで大輪の花火を見上げることができます。

【チケット購入方法】
詳しい購入手順や席種の詳細は、【おたる潮まつり 公式チケット案内ページ】 をご確認ください。チケットは「チケットぴあ」にて限定販売中です。
【耳寄り情報】
今年は手ぶらでお祭りを満喫!まつり会場に「手荷物預かり所」開設予定です。
4. ハイボールテラスでの花火観覧について

小樽国際インフォメーションセンター(ポートマルシェotarue)の2階展望テラスに位置している、人気の期間限定スポット「ハイボールテラス」。目の前に広がる小樽港の美しい景色と、心地よい海風を感じながらお酒を楽しめるのが魅力です。
・「おたる潮まつり花火大会」プラン:こちらはすでに【受付終了】となっています。
・テラス席 予約プラン:現在も【予約受付中】です!
詳しいプラン内容やご予約については、こちらの 【ハイボールテラス公式Instagramの案内投稿】 をご確認ください。
▮ハイボールテラス
▸Instagram
5. ホテルノルド小樽|7月26日限定「潮まつりビュッフェ」&Bar花火観覧プラン

小樽運河の目の前に佇む「ホテルノルド小樽」では、花火大会当日(7月26日)限定の特別なビュッフェや、最上階Barから花火を楽しめる特別なプランの予約受付がスタートしています!
全席完全予約制(満席になり次第受付終了)となりますので、美味しいお料理やお酒と一緒に花火を堪能したい方は、お早めのチェックがおすすめです。
・ご予約・お問い合わせ(お電話): 0134-24-0500
・詳細情報: 詳しい料金プランや当日の注意事項、最新の空席状況については、【ホテルノルド小樽 公式Instagramの案内投稿】をご確認ください。
60周年という記念すべき節目を迎える、今年のおたる潮まつり。 華やかな笑顔で小樽の魅力を発信し続けるコンシェルジュのお二人、そして先人への感謝を胸に、楽譜のない「魂の音」を響かせるおたる潮太鼓保存会の皆さん。それぞれの場所で、それぞれの熱い想いを抱きながら、いよいよ歓喜の瞬間が幕を開けます。
各イベントの詳しいスケジュールや会場アクセスなどの最新情報は、[おたる潮まつり 公式サイト]をご確認ください。
新しく生まれ変わった港の景色とともに、小樽が最も熱く燃え上がる3日間を、ぜひ会場で体感してみてください。
スケジュールや会場マップなどの詳細は、[おたる潮まつり 公式サイト]をご覧ください。

小樽通編集部ライター たるえもん
近代的な都会の街並みと下町情緒あふれる商店街、どちらにも魅力を見つける流浪に編集者。学生時代にグラフィックデザインを専攻し、ポスターや名刺など、紙媒体のデザインに魅了される。時代のニーズに合わせて、WEB業界でECに携わり、WEBディレクターを経験。現在は地元小樽の魅力に浸かりながら、雑誌編集にいそしむ日々。
読者プレゼントのお知らせ
アンケートにご回答いただくと、抽選で毎月1名様に小樽や後志の産品をプレゼント!
▸アンケートのご回答はこちら
関連記事
📖【小樽通2025夏号】潮まつりだ!サァサー踊ろうよ♪知られざる舞台ウラ
