小樽市民、事業者へお知らせ
日本遺産「候補地域」に認定
小樽市では、平成30年5月24日に「荒波を越えた男たちの夢を紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落」に追加認定され、令和元年5月20日に「本邦国策を北海道に観よ!〜北の産業革命「炭鉄港」〜」が認定されています。
この度、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽〜「民の力」で創られ蘇った北の商都〜」が新たに、令和3年7月16日に日本遺産「候補地域」の認定を受けました。
今後、小樽市では、認定されたストーリーや構成文化財等を活用した地域活性化を図り、3年後の本認定を目指していきます。
令和3年度における「日本遺産」の候補地域の認定及び総括評価・継続審査の結果の発表について(文化庁HP)
ストーリー概要
かつて小林多喜二は、明治以降に、港と鉄道の大動脈により発展していく小樽を北海道の『心臓』と表しました。北日本随一の商都に発展した小樽は、未来を夢見た人々や財を成した資本家の「民の力」でまちをつくりあげてきました。
高度経済成長期に衰退する小樽に、荒廃した運河を埋め立てて道路にする計画が作られます。失われていく「まちの記憶」を守るために新たに動き出す「民の力」。「小樽運河保存運動」を契機に歴史的遺産をまちづくり観光に活用・再生につなげ、日本のまちづくり運動の先駆けとなった小樽市民の物語です。