project
銭函エリアを楽しく紹介した「OTARU銭函の秘密マップ」という小さな冊子。2013年からときどき発行して、2023年早春に最新号のvol.4を出したきり。近年の銭函エリアはいっそう賑やかになり、そろそろ新しい銭函マップを作らなきゃ、という時期になってきました。
「小樽通」では2026年後半に予定しているvol.5のイントロダクションとして、夏の銭函エリアの楽しみ方を提案します。
*今回ご紹介するお店には、ちょっと古い最新号の「OTARU銭函の秘密マップvol.4」が置かれています。銭函エリアの散策にお役立てください。

※記事の内容は、配信時の情報に基づきます。 最新情報は、各施設へお問い合わせください。
●INDEX
1. 銭函を感じるおすすめグルメ
KAMOME、輪屋’s Place Zenibako
2. 音楽があふれるまち銭函エリアのフェス情報
MUSIC&BAR 銭楽 ソルトガーデンフェス、他
3. 森と海に癒されに行く。大人の春香(ハルカ)・張碓(ハリウス)
トコシエの森、サロンリュクシス アロマ&エステ
4. 早く目が覚めた人を待っている、おいしい張碓
coffee pocket time、豆腐工房 自然屋
1.銭函を感じるおすすめグルメ
自家製シロップのかき氷は銭函の夏の風物詩。立ち寄るとホッとする場所:KAMOME(カモメ)
JR銭函駅から徒歩5分、海岸通り(道道225号線)に面しているかき氷の店「KAMOME」。かき氷を一口食べると「今年も夏がやってきた!」と感じてしまう。しあわせのいちご、やさしいマンゴー、とってもベリーベリーベリーの定番に、本日のかき氷はその時々の限定フレーバー。店主のリナさんが「今年はどんなフレーバーが登場するかお楽しみに!」と話しているので、SNSをこまめにチェックして気になる味を逃さないようにしたい。
当初は限定だった「小豆とほうじ茶」は評判が良く、今年の定番に格上げされた。練乳、白玉、ラム酒など充実したトッピングで好みの味にできるのもうれしいね。かき氷の容器は、プラスティック(リユース)と環境に配慮した食べられる容器から選べ(同料金)、後者はそれ自体がおいしくてボリュームもある。8月いっぱい「KEMOME coffee」さんがやって来て、コーヒーとコーヒー味のかき氷などを提供してくれる。



棚に並ぶビーバーブックスさんの古本から気になる本のページをめくれば、子供の頃の夏休みにタイムスリップしたような気分に。

スパイスカレーと羊の炭火焼き、2つのストアイベントも予定されているので、あれこれ楽しみがあふれる、海岸通りのKAMOMEだ。
▽ストアイベント
2026年7月22日(水)〜26日(日)
釧路のパン屋「MEGUMIYA」さんがやってきて、スパイシーな無水チキンカレーが提供される
2026年8月30日(日)
「羊飼いによる羊の炭火焼き」 新得町の「高橋めん羊牧場」さんがやってきて、羊を焼いてくれる
▽KAMOME(カモメ)
小樽市銭函2丁目36-6
※7月、8月と夏季限定営業
営業時間 12:00〜17:30
定休日 月・火曜日(詳細はSNSやウェブサイトにて)
駐車場 3〜4台(店舗裏)
・公式Instagram
・公式Webサイト
新しい銭函名物!にしんサンドとシカ肉サンド:輪屋’s Place Zenibako(ワヤズ・プレース・ゼニバコ)
JR銭函駅から徒歩12分。海岸通り沿い海側にオープンした輪屋’s Place Zenibakoは、にしんサンドの旗が目印。
銭函で獲れた鮮度の良いにしんをマリネにし、大きな半身を大胆に天然酵母パンにはさんだ。自家製きゅうりの糠漬けに紫玉ねぎのスライス、レモンとフレッシュなディルがアクセントになって、最高のマリアージュが完成した。にしんの骨は、酢で柔らかくなっているので全く気にせず食べられる。

シカ肉サンドは、柔らかくローストした鹿肉を厚くスライスし、自家製ハニーマスタードのソースにバジルやタイムを添えて。パンは外はカリッと、中はふわっとしていて、とても食べやすい。どちらもボリュームがあるので、半分ずつシェアするのもいいね。一度食べたら、次はいつ食べに行こうかな、と思ってしまう2種類のサンドは、新しい銭函の名物になりそうな予感がする。サンドをテイクアウトして、さあ、銭函海水浴場へGO!
8月からは民泊として本格的に営業が始まる。海まですぐそこの距離なので、泊まって食べて泳いで、銭函をゆっくり楽しむのもいいね。
店主の香織さんはヨガインストラクターであり、銭函の海でsupサーフィンを楽しむアクティブ派。飲食、宿泊の方にsupレンタルサービスがあるので詳しい条件などは、直接問い合わせてみてね。


▽輪屋’s Place Zenibako(ワヤズ・プレース・ゼニバコ)
小樽市銭函3丁目3−11
営業日 金・土・日曜日
11:00〜17:00
※テイクアウト
駐車場 店前1台
・公式Instagram
*銭函エリアでは、遊泳区域のブイが設置され、
監視員が配置される海水浴場は、おたるドリームビーチと銭函海水浴場の2カ所です。
▽小樽市海水浴場
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100901012/
2.音楽があふれるまち銭函エリアのフェス情報
銭函の隠れ家で、夏は賑やかにフェス&祭り!:MUSIC&BAR 銭楽(ミュージック&バー ぜんらく)
MUSIC&BAR 銭楽は、普段は週末の夜にオープンする隠れ家のようなお店だ。JR銭函駅から徒歩24分の立地で、一見ひっそりしているように見えるが、扉を開けると看板犬のソルトくんの熱烈な歓迎から始まり、地元の常連さんや音楽関係者で賑わっている。店主こうじさんによるこだわりの自家製フードに好きなドリンクを選び、晩ごはんを食べるように、あるいはお酒を飲みながらおしゃべりをしたりと、お客さんはそれぞれのスタイルで楽しんでいる。
店主のこだわりは、本格的な音響設備やステージなど随所に及ぶ。その評判が伝わり、こちらで開催されている音楽イベントは年々盛り上がりを見せている。この夏、店の裏側にある広い敷地、SALT GARDEN(ソルトガーデン)で開催されるイベントから、7月26日のフェスと8月2日の祭りをピックアップして紹介しよう。
<銭函 SALT GARDEN FES 2026>
ソウル、R&B、レゲエ、ポップスなどのライブに、DJプレイやダンスショーなど、様々なジャンルのアーティストに会える1日。昼から夜まで音楽やダンスを楽しもう!
2026年7月26日(日)
会場:SALT GARDEN(ソルトガーデン)
(MUSIC&BAR 銭楽裏)
OPEN:13:00
LIVE START :14:00
CLOSE : 21:00
○チケット
前売 3,000円+1ドリンクオーダー
当日 3,500円+1ドリンクオーダー
※小学生以下入場無料・ペット入場 OK
<Tsukisamu Mutton Network presents「月寒羊祭り”夏祭り編"」>
Tsukisamu Mutton Networkが主催する、バンドライブ、DJプレイにフードもあり、お祭りのようなイベント。会場にはやぐらが組まれ、太鼓も用意されるそう。盛り上がること間違いない!
2026年8月2日(日)
OPEN:12:00〜14:00 (Food&Bar)
LIVE:14:00〜
DJ:16:10〜
BBQ:21:00〜(AFTER PARTY)
・チケット:3,500円+1ドリンクオーダー
アフターパーティ:1,000円
・予約&問いわせはDM受付のみ(Instagram又はX)


▽MUSIC&BAR 銭楽
小樽市銭函 3丁目 183-15
通常営業 金・土曜日 19:00〜24:00
駐車場:40台
*ゲストハウスHZ HOUSE、ドッグラン、ソフトクリームの店N with zenraku(夏季)併設
・公式Instagram
・公式X
・公式サイト
3.森と海に癒されに行く。大人の春香(ハルカ)・張碓(ハリウス)
トコシエの森、サロンリュクシス アロマ&エステ
張碓の森のプライベートカフェで過ごす、夏の日:トコシエの森
張碓町の国道5号線沿いに「トコシエの森」と書かれた緑の立て看板がある。そこから中に進むと、森の中に3棟の白いドーム型のテントが佇んでいる。受付を済ませ、テントの中に入ると想像以上に広く、大きな窓からは森の景色が目に飛び込んでくる。

ここでは1棟を1つのグループでカフェとして利用できるので、デートや大人女子会、小さなお子さんを連れてのランチなど、周りを気にせずゆったりと過ごすことができる。

お店を営むのは、8年前に移住してきた小島さんご夫妻。ピザは夫の靖規さん、ドリンクは妻の有沙さんが担当する。取材時には、とてたてのズッキーニを使った季節のピザを注文。石窯で焼き上げられたピザは良い香りがした。「北海道の食材はおいしくて力強さがあります」と話す靖規さん。確かに、ピザ生地は小麦の香りとしっかりとした食感、チーズのなんとも言えないおいしさ、新鮮野菜にアクセントのソーセージ。シンプルだけれどとても満足感があった。女性には少し多めで、食いしん坊には嬉しいボリューム。個人的な感想として、ピザはもちろん熱々が最高だけれど、冷めても美味しく感じられたのは、素材の良さかな、と思った。食事のお供に、コーヒーはもちろん、夏は爽やかな自家製ジンジャーエールもおすすめだ。

森には、季節によってキツツキや、冬はシマエナガの群れが高い樹上にやってくるのだそう。夏は大株の紫陽花が見頃を迎える。大切な人や家族と、この夏の思い出作りに、トコシエの森に出かけてみてはいかが?
入り口が見つけづらいのは、隠れ家の条件とも言える。国道5号線を札幌方面から小樽に向かって左側。張碓の高速道路の赤い高架の下に入り口がある。緑の看板が見えたら小道を左折。通り過ぎてしまったら、笑ってもう一度チャレンジしよう。


▽トコシエの森
小樽市春香町163-1
営業時間 10:00~17:00(L.O16:00)
定休日 日・月曜日
※その他不定休(HPやインスタグラムのカレンダーに掲載)
駐車場 6台
予約・テイクアウト可能
・公式Instagram
・公式サイト
窓全面に広がる海を感じながら、リゾート気分が味わえるサロン:サロンリュクシスアロマ&エステ
張碓にやってきたはずが、サロンの扉を開けたら、さらなる旅が待っていた。初めて訪れる人は誰でも、ガラス窓の向こうに広がる海を見て「わぁ!」と声をあげるはず。ここが小樽の張碓である、ということを忘れてしまうような景色。坂の街小樽は随所に海の見える絶景があるけれど、ここは特別。

サロンオーナーの九島さんは、長年旅行会社に勤務し、ご自身もとても旅が好き。サロンのコンセプトは「0泊4時間のショートトリップ」。上質なアロマの香りが漂う室内には、随所に高級リゾートのムードが演出されている。施術を受ける4時間は、まるでどこかのリゾート地でスパを体験しているかのよう。
また、九島さんは2015年に「第5回エステティックグランプリ 顧客満足サロン部門第1位」を獲得するほど、高い技術の持ち主でもある。
サロンでは季節ごとのメニューも用意されていて、夏季はタラソテラピーの施術が受けられる。「窓を開け、張碓の海が感じられるこの時期は、海藻を使ったタラソテラピーの効果がとても高まると思います」とのこと。この時期はアオバトの飛ぶ姿が見られたり、冬は波乗りするサーファーが見られたり、季節ごとの風景も楽しみの一つだ。ちなみに私は、にしんが産卵する群来(くき)の風景を見せてもらい、美しさと自然のダイナミズムに感激したことがある。

豊かな海を感じながら受ける心のこもった施術。気持ちが良くなり眠ってしまい、目が覚めた時には、心も身体も癒されている、そんな張碓のサロン。
▽サロンリュクシスアロマ&エステ
小樽市張碓町523-5
10:00〜19:00
不定休
女性専用アロマ&エステサロン
予約・問い合わせはウェブサイトから
・公式サイト
・ブログ
4.早く目が覚めた人を待っている、おいしい張碓
coffee pocket time、豆腐工房 自然屋
早起きして食べたいモーニング。モントリオールベーグルとコーヒーの週末:coffee pocket time(コーヒー・ポケット・タイム)
週末の金・土・日曜日は、朝6時半〜9時の間もお店を開けている張碓のcoffee pocket time。散歩がてら、ぶらっと立ち寄れるようにと始めたモーニングタイムは、最近、提供しはじめた「ハリウス・モントリオールベーグル」が人気だ。
店を営む中田さんご夫妻がカナダのモントリオールに滞在していた時に、このベーグルに出会って感激し、あちこちの店を食べ歩いた。夫のシュンゴさんが試行錯誤の末に完成させ、前日に仕込み、朝4時半に起きて作っている。
ゴマがついて、サクッとした食感に、モルトシロップやメープルシロップの甘味が感じられるのが特徴。良く知られるニューヨークベーグルのもちもちした食感との違いが面白い。「私達の提供するベーグルが、当時食べていたモントリオールベーグルの味である確証がなくて、ハリウスの名前をつけました」と妻の千明さん。
「Good Morning Set」はベーグルサンドと飲み物のセット。フィリングは、はちみつクリームチーズ、ブルーベリークリームチーズ、生ハムレタスから、飲み物はホットコーヒー、アイス、ココアからそれぞれ好きなものを選んで。「お口直しのいらないコーヒー」をコンセプトとした同店のコーヒーは、丁寧な仕事が味に現れ、ファンが多い。ベーグルとともに味わってほしい。


アーユルヴェーダのセラピストでもある千明さんは、その発想から、スパイスやギーを使ったコーヒーも提供している。アーユルヴェーダ相談室は2階に併設、ストアライブも時々行われるなど、小さなコーヒー店に楽しみがいっぱい詰まっている。
まずは早起きして、モーニングからcoffee pocket timeの魅力を探ってみてはいかが?

▽coffee pocket time
小樽市張碓町455
営業時間:火〜金/13:00〜16:00、土/ 13:00〜17:00
モーニング:金・土・日曜日 6:30〜9:00
イベント出店などで不定休有り。詳細はインスタグラムにて
駐車場:3台
コーヒー豆の販売、コーヒースタンド、アーユルヴェーダ相談室
・公式Instagram
・公式サイト
張碓に来たら立ち寄りたい、隠れ家的なお豆腐屋さん:豆腐工房 自然屋(じねんや)
北海道産の大豆を使った木綿豆腐、寄せとうふ、お揚げなどが小さな店舗に並んでいる。大豆のやさしい味が感じられる「寄せとうふ」は、醤油はもちろん、塩とオリーブオイルをかけると豆の味が良く感じられて美味しい。暑い季節に登場する「天草100%のところてん」は、待ち望むファンも多い。モーニングを食べた後にお豆腐を買いに行くのもいいね。営業時間が短いので時計を気にしながら出かけよう。近所のCafe & Hall Matanoさんでは、ランチプレートにこちらのお豆腐を使った小鉢がついている。営業している時は店前に「営業中」の赤い旗が立ってるよ。気温が高い季節なので、保冷バッグと保冷剤を忘れずに!

▽豆腐工房 自然屋(じねんや)
小樽市張碓町455番11号
0134-62-6863
営業時間:9:00〜13:00
定休日:日・月曜日 ※不定休有り
毎週 金・土曜日営業
隔週で火・水・木曜日も営業
7月の営業日
第4週 21〜25日、第5週 31 日
遊べる海や山が身近にある銭函エリア。砂浜に座って波の音を聞いたり、森の中で風を感じたりすると、五感が研ぎ澄まされ、やさしい気持ちになってきます。
皆さまが楽しい思い出をたくさん持ち帰ることができますように。

編集者・文筆家 杉本真沙彌
1967年、小樽生まれ、小樽在住。情報誌などの制作・編集を経て、ウェブサイト「小樽人」を仲間と立ち上げる。2013年から「OTARU銭函の秘密マップ」を不定期発行。同年からスロヴァキア国立オペラの日本公演に携わる。「月刊おたる」のコラム執筆、オダマキ倶楽部の主宰、2022年に「たらつり節愛好会小樽」を立ち上げ仲間と活動中。
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