観光案内所からのお知らせ

おたる水族館…獣医さんのガイドツアーに行ってきました(11/3)

2025.11.09

おたる水族館では11月3日と4日それぞれの語呂合わせで

「じゅういさん」・「じゅういし」から、

おたる水族館の獣医さんが、魚の水槽や海獣のプールの前で

生きものの健康管理や病気のお話をする

「獣医さんのガイドツアー」が開催されました。

私は11月3日(月・祝)に参加しました。

今回のツアーのメインはイルカスタジアムで行った定期採血。

実際に近くで採血の様子を見せていただきました。

/

獣医さんのガイドツアー

・開催日 :①2025年11月3日(月・祝)    担当:岡本圭介(獣医師/魚類飼育課主任)

      ②2025年11月4日(火)    担当:角川雅俊(獣医師/飼育部長)

・時  間:11:00~12:00(約1時間)

・集合場所:おたる水族館正面玄関横 ペン太ホール

・定  員:15名(小学5年生以上、自力歩行できる方)

・参加費用:お一人様500円

集合場所はペン太ホール

/

ここで受付です。参加証として缶バッジをもらいました。

どれにしようか迷いますね。

これにしました。

岡本圭介さん(獣医師/魚類飼育課主任)

獣医さんのお仕事について

ペットとの違いについて

大学では水族館の生き物に関しての学習はないので、

水族館に勤務しての実践。

いろいろ試行錯誤しながらの対応のようです。

予防と早期対応

ペン太ホールを出て海獣公園に向かいます。

アザラシの越冬プール

アザラシたちは春から秋にかけては海を仕切った天然のプールで飼育展示していますが、

冬期は海が荒れて高波により動物に危険が及ぶ可能性があるので、

波の影響がほとんどない海から少し離れたプールへ移動し翌春まで過ごします。

冬用のプールは一般のお客様はご覧いただけません。

今回はツアーに参加し見学できました。

越冬プールは週に一度、水を抜いて体型をチェック、

瘦せすぎている個体はいないかなどを見ます。

アザラシは全頭の血液データーをとっているので、

健康管理、診察、治療に役立てています。

アザラシの病院

今回は入院患者はいませんでした。

アゴヒゲアザラシプール

アゴヒゲアザラシプールに扇風機

北海道の夏もどんどん暑くなってきてるので。

ゴマフアザラシの「せいこ」が1か月前から体調を崩したそうですが、

今は回復傾向だそうです。よかったですね。

ゴマフアザラシの「せいこ」です。

館内にもどります。

館内

魚が病気になったら、水槽に薬を入れる「薬浴(やくよく)」もします。

以前、薬浴中で水がグリーンだった水槽を見たことがあります。

イルカスタジアムに向かいます。

イルカスタジアム

バンドウイルカメスチームの登場です。

◎定期採血

最後はイルカスタジアムで

バンドウイルカ「メリー」の採血の様子をまじかで見学できました。

尾びれに針を刺し採血。

止血

ペン太ホールに戻ります。

治療に使う薬や道具がテーブルに置かれました。

「吹き矢」の使い方の解説や、トドに「吹き矢」を打った映像を見せてもらいました。

メリーから採取した血液は

1本は水族館で検査。もう1本は血清を人間の検査機関に出し検査するそうです。

動物の体調変化について

餌の時間に餌をまいても1頭だけ寄ってこず、距離をとったり、

トレーニングをしている個体だとサインの反応が悪いなど、

そういう時に採血をやると数値がやっぱりおかしかったりします。

定期採血している個体だと動きがおかしくはなくても

数値の異常で、病気の早期発見ができ、

早めに薬をのませることができるので大事になる前に対応できるそうです。

最後に質問の時間を設けツアー終了です。

初めてバンドウイルカの採血を見ることができました。

「獣医さんのガイドツアー」に参加してよかったです。

おたる水族館
https://otaru-aq.jp/
小樽市祝津3丁目303番地 電話:0134-33-1400

おたる水族館は2025年10月16日(木)より閉館時間が1時間早まり

16:00閉館(15:30まで入館)となります。お気をつけください。

いきもののじかんも10月16日(木)から変更になりました。

海獣公園のイベントなどを楽しむためにどうぞ暖かい格好でお出かけください。

●2025年10月16日(木)~11月24日(月・振)

開館時間:9:00~16:00 (入館は15:30迄)

◎いきもののじかんはコチラ

●2025年10月16日(木) ~ 11月24日(月・振)のスケジュール

スタッフⅯ