観光案内所からのお知らせ

小樽市総合博物館本館…水路記念日パネル展『海図で見る日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽』(9/17~25)

2025.09.17

第一管区海上保安本部では、9月12日の水路記念日にあわせて

2025年9月17日(水)から25日(木)まで、小樽市総合博物館において、

海図で見る日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」

と題したパネル展を開催します。

 9月12日は、明治4年(1871 年)に、海上保安庁海洋情報部の前身である

水路局が兵部省海軍部内へ開設されてから154 周年となる水路記念日になります。

例年、第一管区海上保安本部海洋情報部では、

水路記念日にあわせて企画展示を開催しております。

今回は、海図で見る日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」と題して、

歴代の海図に記載されている小樽の文化遺産とそれらを繋ぐ小樽の歴史を解説した

パネルを展示します。

また、今年2月に実施した砕氷型巡視船「そうや」による

海氷観測時に撮影した写真パネルを展示し、

小樽の文化遺産の普及啓発及び海上保安業務の理解促進を図ることを目的として開催します。

● 水路記念日パネル展

海図で見る日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」

・日時:2025年9月17日(水)~25日(木) 午前9時30 分~午後5時

 ※9月24日(水)休館日

・場所:小樽市総合博物館本館エントランスホール

・料金:無料 (パネル展示会場は無料)

・申込:不要。直接お越しください。

・主催:第一管区海上保安本部

◎主な展示物

・明治・大正・昭和期に刊行された海図及び解説パネル

・日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」に関するパネル

・巡視船「そうや」から撮影した写真パネル

・日本遺産及び巡視船「そうや」に関する動画映像

第一管区海上保安本部資料より

【参考】
水路記念日について

 明治初期、次々に日本に来航した諸外国の艦船が、日本沿岸の測量を行い、海図を作るな
どして日本周辺の地を明らかにしていく事態に、明治政府は国防のみならず海運のために
自ら測量して海図を作製することの重要性を認識し、明治4年(1871 年)9月 12 日(旧
暦7月28 日)に兵部省海軍部に水路局(国の海洋調査機関)を設立し、組織的に我が国独
自の海図の作製に取りかかりました。
現在では、海上保安庁がその業務を引き継ぎ、航海安全・海洋権益保全等のための海洋調
査のほか、海洋情報の管理・提供も行っています。
海上保安庁では、この水路局の誕生した9月12日を水路記念日としています。

日本遺産とは

 日本遺産(Japan Heritage)は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を
語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するものになります。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主
体となって総合的に整備・活用し、国内だけではなく海外へも戦略的に発信していくこと
により、地域の活性化を図ることを目的とされています。

北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽のストーリー(令和7年2月認定)

 かつて小説家·小林多喜二が「北海道の『心臓』みたいな都会である」と表し、日本の近
代化を支え「北日本随一の都市」であった小樽。
現在は、全国有数の観光都市となっていますが、高度経済成長期の中で「斜陽のまち」
と呼ばれ、沈みかけた時期がありました。
その時、歴史的な遺産を守り、さらに活用しながらまちの再生を模索した小樽市民がい
ました。
小樽では明治から、まちの発展とともに未来の成功を夢見て小樽にきた漁夫、商人、船
乗りなど多種多様な人々、さらに財を成した資本家たちによる「民(たみ)の力」で自らまち
をつくり上げてきた歴史がありました。
小樽の黎明期から脈々と流れてきた「民の力」によって、元気を失った「北海道の心臓」
は新たな鼓動を始めます。 
これはまちの衰退を「民の力」によって、遺産の保存と活用をまちづくりに生かし続け
る人たちの物語です。

以前開催された時の画像
 

小樽市手宮1丁目3番6号 電話 0134-33-2523

・営業時間:9:30 ~ 17:00

・休館日 :毎週火曜日 (祝日の場合は翌日)

・入館料 :一般 400円

      高校生と市内在住の70歳以上の方 200円

      中学生以下は無料

◎総合博物館Facebookページ(外部サイト)

 

 

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