観光ガイドマップ
情緒ある小樽の景色、雪化粧を纏えば、小樽の景色はより一層ロマンチックな世界が拡がります。そんな冬の時期に開催されるイベントは、ロウソクの明かり、人の温もり、寒さの中にどこか暖かさを感じるものがあります。
■小樽・余市ゆき物語(11月-2月)
青い光で小樽運河を彩る「青の運河」や、約2,000個のワイングラスをボランティアの方々が一つずつ積み上げてタワーを作る「ワイングラスタワー」。小樽の硝子工房のアート作品を、小樽観光の玄関口 JR小樽駅で展示してお客様をお迎えする「ガラスアートギャラリー」など、2013年から続く毎年様々な企画が楽しめるイベントです。
■小樽雪あかりの路(2月)
「人のぬくもり」を大切に、一人ひとりのボランティア、市民が手づくりの「あったかさ」を込めて、訪れた人をおもてなし。毎年延べ約2,000人を超えるボランティア・スタッフが集まります。移ろいやすい時代だからこそ、いつまでも変わらない「あったかさ」を大事にしているイベント。タイトルは小説家であり詩人の伊藤整『雪明りの路』にちなんで命名されました。
※新型コロナウィルスの感染状況等を踏まえ、イベントはそれぞれ変更になる場合があります。
■伊藤整
明治38(1905)年、北海道松前郡に生まれ、翌明治39年塩谷に移住します。
塩谷尋常小学校から庁立小樽中学校(現小樽潮陵高校)に進学、その後は1学年上に小林多喜二も在校していた小樽高等商業学校(現小樽商科大学)で学びました。
卒業後は、小樽市中学校(現長橋中学校)の英語教諭を務めながら、書きためていた詩をまとめた詩集『雪明りの路』を大正15(1926)年に自費出版。その題名にちなみ、「小樽雪あかりの路」というタイトルがつけられました。 塩谷には伊藤整文学碑が建立されています。
■こぼれ話「北手宮小学校の雪まつり」
さっぽろ雪まつりの公式HPでも、次のように紹介されています
さっぽろ雪まつりは、旧小樽市立北手宮小学校で開かれていた「雪まつり」がルーツの一つになっています。第70回さっぽろ雪まつりでは、旧北手宮小学校の第1回雪まつりで作られた「七福神の布袋さま」を大通会場12丁目に再現します。 詳細はこちら
製作作業はおたるぽーたるでも紹介させていただきました。
昭和10年(1935)から「北手宮小学校の雪まつり」が開催され、平成28年(2016)の閉校まで、約80年以上続いた歴史と伝統をもつイベントでした。 これが、昭和25年にはじまった「さっぽろ雪まつり」にも着想を与えました。
昭和60年に学校、PTA、卒業生、地域の方々が一体となって校内に「雪まつり資料館」を設立。雪まつりに内包された理念と歴史、それを生み出した郷土の生活を大切に紹介していました。資料館は閉校と同時に幕を下ろしましたが、その収蔵資料は総合博物館に受け継がれています。