おたるからのお知らせ
港が開かれ、商業が発展し、人口も増えて文化の交流が盛んになるにつれ、小樽の文学もさまざまに花開いていきました。本展は小樽の文学史を振り返る企画の第一弾として、明治、大正時代にスポットを当てます。
大竹元一、青木郭公、小田観蛍、石川啄木ら江戸後期から明治に生まれ歌や俳句を詠んだ人々。啄木に憧れた、高田紅果、藤田南洋。庁立小樽中学校の学生が中心になった同人誌に作品を発表した、中津川俊六、林容一郎、戸塚新太郎、笠間良助。小樽高等商業学校に学んだ比良暮雪、松原地蔵尊、小林多喜二、伊藤整。誰もが一度は聞いたことがある人物や作品から、無名のまま早逝した文学青年まで、仲間とともに高い志のもと発行した同人誌、当時の日記などの資料から、小樽に過ごし文学に親しんだ人々の足跡をご紹介します。明治大正期を中心とした小樽文学史全体の流れを俯瞰するとともに、展示を通して新たな人物や作品と出会う機会になれば幸いです。
会場:市立小樽文学館
会期:2025年6月28日(土)~9月7日(日)
休館日:月曜日(7/21、8/11は開館)、7月22日(火)、23日(水)、8月12日(火)、13日(水)
