おたるからのお知らせ
まだ無名の大学生の頃、作家・伊藤整の心に強い印象を焼き付けた石原慎太郎は、程なく「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、小説家として鮮烈なデビューを果たした。その後、氏は、小説・映画・舞台・ルポルタージュから政治参加、トランスパック等の外洋ヨットレース、エベレスト登山等、常に、未知の領域に対して飽くなき挑戦を続けた。
本追悼展では、文学史上に比類無き〈行動する作家〉として人生を全うした石原氏の生涯を、その著作を軸として辿る。
そうだ、存在とは光なのだ。僕たちもまだ光だ。
その生涯がどれ程素早く過ぎることか。
そしてその生涯の一瞬一瞬を煌めいて在りたい。情熱が燃焼する輝きでわが身を彩りながら。
―石原慎太郎『君に情熱を教えよう』昭和49(1974)年
【会期】4月29日(金祝)~5月29日(日)
【会場】市立小樽文学館展示室
【関連事業】講演「石原慎太郎の世界と〈小樽〉」
講師 亀井志乃(市立小樽文学館 館長)
日時 5月1日(日) 14:00~15:30
会場 市立小樽文学館1階研修室
定員 40名(先着・要申込)
申込み 文学館電話(0134‐32‐23288)にて
参加費 無料