おたるからのお知らせ
ヴェネツィアは、アドリア海最深部のラグーナ(潟)の上に築かれた、運河が縦横に走る水の都です。約5万㎢にもなるラグーナは、“ヴェネツィアとその潟(Venice and its Lagoon)”として1987年に世界遺産に認定されています。ラグーナは河川の流れと潮の流れがぶつかる複雑な地点にあり、動植物の活動が非常に活発で、さまざまな生態系が集中しています。
本展では、ヴェネツィアガラスの伝統を現代に受け継ぎ発展させてきた巨匠、アルフレード・バルビーニやヴィットリオ・コスタンティーニにより制作された、昆虫や魚、鳥などの作品を一堂にご紹介致します。
海に囲まれたラグーナの島々で生まれ育った作家達は、ラグーナや海、自然から多大なインスピレーションを得てきました。まるで今にも動き出しそうなヴェネツィアガラスの生き物達は、自然と共存してきた巨匠の豊かな感性と表現力、そして、伝統に培われた類い稀なる高度な技術によって生み出された世界最高峰のガラス芸術です。
生き物たちと、ガラスという素材への愛と尊敬に溢れた色彩豊かで美しい作品の数々を、どうぞご堪能ください。
会期 2023年 6月 13日(火)~ 8月 28日(月)
※最終日の8月28日(月)は16:00閉館となります。(最終入場は15:30まで)
会場 北一ヴェネツィア美術館