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あなたが出会った小樽のおもてなしエピソードを教えてください!
小樽観光協会では、小樽市内でのおもてなし向上の取り組みの一環として、小樽で出会った感動エピソードやほっこりしたお話などのエピソード募集を実施しています。
応募エピソード2026年3月
青塚食堂の外国人への対応
手振りと日本語でおもてなし
一安心する。
(小樽市)
40年越しの花飾り
小樽で出会った、忘れられないおもてなし
私は6歳まで、小樽で育ちました。中でも梁川通り商店街は、幼い私にとって特別な場所でした。通りに飾られていた色とりどりの花飾りが大好きで、まるで毎日がお祭りのように感じられていたのです。
あの花飾りがどうしても欲しくて、おじいちゃんに「取って」とせがんだこともありました。もちろん叶うはずもない願いでしたが、それほどまでに心を奪われていたのです。
やがて札幌に引っ越し、大人になってからも、時間を見つけては小樽を訪れていました。都通りの中華料理屋、あまとうのケーキ、昔ながらのパン屋さん。そして、あの花飾り。街を歩くたびに、幼い日の記憶がやさしくよみがえります。
2年前、45歳の誕生日の夜。食事を終え、息子たちと一緒に梁川通りを散歩していました。静まり返った夜の商店街で、ふと見上げると、あの頃と変わらない花飾りがありました。
思わず手を伸ばし、「これ、ずっと欲しかったんだよね」と、子どものように口にしていました。
その時です。シャッターの下りた店の前で話していると、一人の女性が声をかけてくれました。そのお店の方でした。私は自然と、小樽で生まれ育ったこと、子どもの頃からこの花飾りに憧れていたことを話しました。
するとその女性は、にっこりと微笑み、「よかったら、これどうぞ」と、店にあった花飾りを手渡してくれたのです。
思いもよらない出来事に、胸がいっぱいになりました。何度も何度もお礼を伝えながら、私はその花飾りを大切に抱えました。
40年越しに叶った、小さな夢。
それは、ただの思い出ではなく、小樽という街のあたたかさ、人のやさしさに触れた、奇跡のような出来事でした。
帰りの車の中、胸の奥がじんわりとあたたかくて、気づけばずっと笑顔のままでした。
(札幌市)
過去のエピソードはこちらから
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