4月9日(日)午後一時から旧三井銀行小樽支店にて
第四回 旧三井銀行小樽支店研究会「小樽銀行建築」まち歩きが開催されました。
【講 師】
建築史家 駒木定正氏
小樽市総合博物館館長 石川直章氏
小樽市総合博物館学芸員 山本侑奈氏
3人の講師が、小樽が栄えていた頃や建物の特徴など解説をして下さいました。
まち歩きに先立ち、建築史家の駒木定正先生によるプロジェクターを使って
「日本銀行」・「旧三菱銀行」・旧第一銀行」三銀行の「小樽の銀行建築」についてと題して、
見所などを交えてのお話がありました。
参加者は約100名で、3グループに分かれて三銀行へ出発です。
普段なかなか見ることができない所を、歴史の話を交えながら
解説をして頂けるとの事でワクワクしながらの出発となりました。
小樽市文化財「日本銀行」。
建築「明治45(1912)年」。
現在「金融資料館」
。
正面玄関から入り、趣のある階段を上がって2階へ。
階段の手すりの角部分に「日本銀行のマーク」が入ってます。
1階の床から天井までの高さは約10.5m。
屋根はレンガの壁から鉄骨を組んで支えられ柱のない吹き抜けとなっていました。
天井部分にも「日本銀行のマーク」が施されてます。
小樽市指定歴史的建造物「旧三菱銀行」。
建築「大正11(1922)年。
現在「小樽運河ターミナル」(中央バス)。
鉄筋コンクリート造4階建。
お客様も従業員も使用していたという階段は1か所だけで
その階段を4階まで一気に昇っていきました。
広々とした部屋は明るく、大正時代の建物とは思えませんでした。
天井一面に施されたモダンな模様。
4階の窓から「浅草通り」を望む。
4階の窓から「堺町通り」方面を望む。
小樽市指定歴史的建造物「旧第一銀行小樽支店」。
建築「大正13(1924)年。
現在「トップジェントファッションコア縫製工場」。
2階には、回廊が巡っていて、銀行の面影を残したまま「縫製工場」として使われてます。
2階まで吹き抜けの柱や梁に手の込んだ細工が施されています。
2階から、1階にある2つの金庫室が見えます。
【今後の予定】
第1回:2016年12月11日(日)13:00 旧三井銀行小樽支店の建築概説
第2回:2017年2月12日(日)13:00 小樽のまちの成り立ち
第3回:2017年3月12日(日)13:00 「北のウォール街」の経済
第4回:2017年4月9日(日)13:00 日本の銀行から見た小樽の銀行
第5回:2017年5月14日(日)13:00 小樽の銀行建築[まち歩き]
第6回:2017年6月11日(日)13:00 小樽のまちづくりと景観 運河の保存運動とそれ以降[まち歩き]
第7回:2017年8月20日(日)17:00 曾禰中條事務所と日本の近代建築
第8回:2017年9月10日(日)17:00 旧三井銀行小樽支店の資料について
第9回:2017年10月8日(日)17:00 旧三井銀行小樽支店 建築修理工事について
第10回:2017年11月12日(日)17:00 旧三井銀行小樽支店の建築の価値(調査結果の報告)
小樽市色内1丁目2-17 電話:0134-31-1033
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