おたるからのお知らせ

HuG展(百年片思)

2023.11.08

「両腕で抱きしめるように町を守っている防波堤」その存在は、ちゃんと届いているのだろうか。
防波堤が市民によせる儚い想い、それはまるで、百年の片思い。

日本初のコンクリート製外洋防波堤(北防波堤)の完成から110年以上が経ちました。北防波堤と南防波堤により、今でも荒波からこの町は守られ続けています。かつて、作家の伊藤整(『若き詩人の肖像』著者)は、小樽の港に伸びる二本の防波堤を“抱きしめるように守る両腕”と喩えました。

ウイングベイ小樽の4階廊下は小樽の海を一望でき、通称「ジャーディカーブ」と呼ばれています。その名前は、電通本社ビルや六本木ヒルズなどを設計したアメリカの建築家、ジョン・ジャーディに由来します。防波堤の工学、建物の建築、文学の感性、港の歴史、様々な要素が交差するこの廊下から小樽の新しい文化の息吹きを発信いたします。

場所:ウイングベイ小樽4階 ジャーディカーブ
日時:2023年11月5日~2024年1月13日 ※観覧無料